Intel® Stratix® 10のクロッキングおよびPLLユーザーガイド

ID 683195
日付 12/07/2017
Public

インテルのみ表示可能 — GUID: mcn1440575030018

Ixiasoft

ドキュメント目次

1.2. PLLの概要

PLL(Phase-Locked Loop)は、デバイス・クロック管理、外部システムクロック管理、および高速I/Oインターフェイスのための堅牢なクロック管理と合成機能能を提供しています。

インテル® Stratix 10® デバイスファミリーは次コア・アプリケーションのPLLを有します。

  • fPLL—フラクショナルPLLまたは整数PLLとして動作可能です。
  • I/O PLL—整数PLLとしてのみ動作可能です。

fPLLは、HSSIバンクでトランシーバー・ブロックに隣接して配置されます。各トランシーバーは2つのfPLLを有します。それぞれのfPLLは、従来の整数モードで独立してコンフィグレーションすることができます。フラクショナル・モードでは、fPLLは三次デルタ・シグマ変調で動作可能です。トランシーバー用のトランスミッター(TX)クロックを生成するように、またはコアに単一のクロックを供給するように各トランスミッターを設定できます。

I/O PLLは、I/O バンクでハード・メモリー・コントローラーおよびLVDSシリアライザ / デシリアライザ(SERDES)・ブロックに隣接して配置されます。各I/O バンクは1 つのI/O PLLを有します。このI/O PLLは従来の整数モードで動作可能です。なお、各I/O PLLは9つのCカウンター出力を有します。

インテル® Stratix 10® デバイスは最大密度デバイスで最大48つのfPLLと42つのI/O PLLを備えています。