Intel® Stratix® 10のクロッキングおよびPLLユーザーガイド

ID 683195
日付 12/07/2017
Public
ドキュメント目次

4.2.2.1. I/O PLLダイナミック位相シフト動作

I/O PLLのダイナミック位相シフト動作を Intel® FPGA IOPLL IPコアを使用するには、次の手順を実行します。

  1. updncntsel [4..0]、およびnum_phase_shift [2..0]ポートの値を設定します。
  2. 少なくとも2つのscanclkサイクルの間でphase_enポートをアサートします。

phase_enパルスは、1つのダイナミック位相シフト動作を示します。 phase_done出力は、ダイナミック位相シフトが進行中であることを示すためにLowになります。 phase_done信号がLowからHighに変化した後にのみ、phase_en信号をアサートできます。 

updncntsel[4..0]およびphase_enポートはscanclkに同期しています。

phase_done信号がHighからLowにき遷移すると、phase_done信号はscanclk信号の立ち上がりエッジに同期しています。LowからHighへの遷移はscanclk信号と非同期です。

VCOおよびscanclkの周波数に応じて、phasedoneのLow時間は1scanclkサイクルよりも長くなるか、または短くなることがあります。