Intel® Stratix® 10のクロッキングおよびPLLユーザーガイド

ID 683195
日付 12/07/2017
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ドキュメント目次

4.3.2.3. デザイン例3:ALTPLLメガファンクションによるダイナミック位相シフト

このデザイン例では、1SG280LU3F50E2VGS1デバイスを使用して、 Intel® FPGA IOPLL Reconfigを使用するI/O PLLのダイナミック位相シフト・リコンフィグレーションの実装を実証しています。 このデザイン例は、 Intel® FPGA IOPLL IPコア、 Intel® FPGA IOPLL Reconfig IPコア、およびIn-System Sources and Probes IPコアで構成されています。。

I/O PLLは、200MHzの2つの出力クロックを合成し、カウンターC0出力で0ps位相シフト、中帯域幅でカウンターC1出力を合成します。入力基準クロックは50MHzです。

Intel® FPGA IOPLL Reconfig IPコアは、ステートマシンに接続して、I/O PLLのダイナミック位相シフト動作を実行します。 reset_SM入力のハイ・パルスは、 In-System Sources and Probes IPコアは、I/O PLLのダイナミック位相シフト動作をトリガします。 I/O PLLのダイナミック位相シフト動作が完了した後、カウンターC1は、1つの正位相シフトステップの間に89ps位相シフトされます。

このデザイン例でテストを実行するには、次の手順を実行します。

  1. iopll-reconfig-dynamic-phase-shift.qarファイルをダウンロードして復元します。
  2. デザイン例のデバイスとピンの割り当てをハードウェアに合わせて変更してください。
  3. デザイン例をリコンパイルします。リコンパイル後にデザイン例にタイミング違反がないことを確認してください。
  4. AN.stpファイルを開き、top.sofでデバイスをプログラムします。
  5. reset_SM信号にハイ・パルスをアサートして、I/O PLLのダイナミック位相シフト・リコンフィグレーション動作を開始します。
図 25.  Intel® FPGA IOPLL Reconfig IPコアのデザイン例を使用したダイナミック位相シフトの波形例