1. インテル® Stratix 10® のクロッキングおよびPLLの概要
2. インテル® Stratix 10® のクロッキングおよびPLLのアーキテクチャーと機能
3. インテル® Stratix 10® のクロッキングおよびPLLデザイン検討事項
4. インテル® Stratix 10® のクロッキングおよびPLL実装ガイド
5. Stratix® 10 クロック制御 IP コアのリファレンス
6. Intel® FPGA IOPLL IP コアの参考資料
7. Intel® FPGA IOPLL Reconfig IP コアのリファレンス
A. インテル® Stratix 10® のクロッキングおよびPLLユーザーガイド改訂履歴
2.1.4. クロック管理機能
次の図は、 インテル® Stratix 10® クロック制御機能(クロック・ゲーティングとクロック・ディバイダー)の概要を示しています。 I/O PLL出力からのクロックは動的にゲート制御することができます。これらのクロック信号は、他のクロックソースとともに、ペリフェラル分散型クロックマルチプレクサー(DCM)に送られます。 DCMペリフェラルでは、クロック信号は、ルート・クロック・ゲートによって直接ゲートされるか、ゲートによってゲートされるか、クロック・ディバイダーで分周されます。
インテル® Quartus® Primeソフトウェアは、クロック信号をプログラマブル・クロック・ルーティングにルーティングして、各クロックセクターに到達します。クロック信号は、SCLKゲートによって各セクターでゲートすることができます。クロックは、SCLKネットワークに続いてロウ・クロック・ネットワークに入り、最終的にコアのレジスターに到達します。 LABレジスターには、次の図に示すように、機能クロックイネーブル機能が組み込まれています。
図 5. インテル® Stratix 10® クロック・ネットワーク内のクロック・ゲーティングとクロック・ディバイダー