インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システム (HPS) のリモート・システム・アップデート・ユーザーガイド
このドキュメントの新しいバージョンが利用できます。お客様は次のことを行ってください。 こちらをクリック 最新バージョンに移行する。
インテルのみ表示可能 — GUID: qgq1606258028673
Ixiasoft
インテルのみ表示可能 — GUID: qgq1606258028673
Ixiasoft
6.4. サブ・パーティション表
サブ・パーティション表には、フラッシュ・パーティションが一覧表示されます。このパーティションには、BOOT_INFO、FACTORY_IMAGE、SPT、CPB、およびアプリケーション・イメージのパーティションが含まれます。また、初期イメージ作成時に定義された、もしくは実行時にU-BootまたはLibRSUを使用して作成されたカスタム・パーティションも含まれます。
2つのSPTコピーがあります。新しい内容を書き込むために一方のSPTが消去されると、もう一方のSPTはそのままになります。最初のSPTが完全にフラッシュに書き込まれる前に電源障害が発生した場合でも、2番目のSPTは有効なままになります。SPTが消去および正しく再入力された後、最後に書き込まれるSPTヘッダーには magic フィールドがあります。不正な magic フィールドは、電源障害が発生し、SPTコピーが無効であることを示しています。
決定ファームウェアはSPTを使用せず、SPTの読み出し、消去、または書き込みを行いません。HPSソフトウェアにその位置を報告するのみです。決定ファームウェアは、SPTの破損による影響を受けません。
1つのSPTのみが破損している場合、HPSソフトウェアは自動的に破損を検出し、破損したSPTを他の適切なコピーから回復させます。これは、U-BootとLibRSUの両方で、初期化時に発生します。
magic フィールドに加えて、HPSソフトウェアはSPTの整合性をチェックします。これは、パーティションがオーバーラップしていないかを検証することにより行います。また、2つのSPTを比較し、同一でない場合は両方が破損していると見なします。
インテルQuartus Prime開発ソフトウェア・プロ・エディションのバージョン20.4以降、SPTはヘッダーのチェックサムによって保護されています。チェックサムは、Programming File Generatorによってイメージ作成時に入力されます。HPSソフトウェアは、SPTチェックサムを確認および維持するためのランタイム・コンフィグレーション・オプションによってイネーブルできます。このオプションは、デフォルトでオフになっています。システム内のすべてのソフトウェア・コンポーネントがチェックサムを認識し、適切に維持する必要があるためです。これは、すべての状況に当てはまるとは限りません。