インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システム (HPS) のリモート・システム・アップデート・ユーザーガイド

ID 683184
日付 11/10/2021
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ドキュメント目次

4.1.3. Max Retry パラメーターの設定

max retry パラメーターは、コンフィグレーションの失敗が発生した際の、アプリケーション・イメージとファクトリー・イメージが試行される回数を指定します。デフォルト値は1で、これは各イメージが1回だけ試行されることを意味します。可能な最大値は3で、これは各イメージが最大3回試行できることを意味します。

max retry パラメーターは、用語集の項で定義されているとおり、決定ファームウェア・データ領域に格納されます。このパラメーターがプログラムされるのは、決定ファームウェアと決定ファームウェア・データが、Initial Flash Layoutまたはファクトリー・イメージの更新の項の一部としてプログラムされる場合です。決定ファームウェア・データは、決定ファームウェア・アップデート・イメージ、または組み合わせたアプリケーション・イメージによって、更新することもできます。

max retry パラメーターは、 インテル® Quartus® PrimeのGUIからAssignments > Device > Device and Pin Options > Configurationに移動し、「Remote system update max retry count」フィールドの値を選択することにより、ファクトリー・イメージの作成に使用されるハードウェア・プロジェクトに指定できます。

このパラメーターは、 インテル® Quartus® Prime設定ファイル (.qsf) のプロジェクトを直接編集して次の行を追加するか、または値が既に存在する場合は値を変更することによって指定することもできます。
set_global_assignment -name RSU_MAX_RETRY_COUNT 3