インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システム (HPS) のリモート・システム・アップデート・ユーザーガイド
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2.6. 特定のイメージのロード
SDMファームウェアは、フラッシュから特定のイメージをロードするコマンドを提供します。イメージは、ファクトリー・イメージまたはアプリケーション・イメージのいずれかになります。この機能は、U-BootとLIBRSUの両方からアクセスできます。
要求されたイメージのロードに失敗した場合、SDMはコマンドの発行時に実行されていたイメージのリロードを試行します。このイメージもロードに失敗した場合、SDMはCPBで最も優先度の高いイメージのロードを試行します。CPBで最も優先度の高いイメージが失敗したイメージであった場合、CPBで2番目のイメージのロードを試行し、優先度順でポインターテーブルを走査し続けます。CPBで試行するイメージが残っていない場合、SDMはファクトリー・イメージのロードを試行します。
特定のイメージを要求するためのフローの説明については、付録のコンフィグレーション・フローの図を参照してください。
max_retry 関数をイネーブルすると、各イメージを複数回試行することができます。詳細については、コンフィグレーションが失敗した場合の再試行の項を参照してください。
- failed_image
- error_details
- error_location
- state
U-BootがこのSDMコマンドを発行すると、SDMはFPGAとHPSの両方をすぐにリセットしてワイプし、指定されたイメージのロードに進みます。
LIBRSU API rsu_slot_load_after_reboot または rsu_slot_load_factory_after_reboot が呼び出されると、Linux*が突然停止するため、コマンドはすぐにはSDMに送信されません。代わりに、これらのLIBRSU APIにより、ATF SMCハンドラーは、reboot Linux*コマンドが次に実行されたときに、指定されたアドレスでSDMコマンドを呼び出すようにメモします。これにより、要求されたイメージがロードされる前に、カーネルを正常にシャットダウンできます。
詳しくは、RSUステータスコードとエラーコード を参照してください。