インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システム (HPS) のリモート・システム・アップデート・ユーザーガイド

ID 683184
日付 11/10/2021
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ドキュメント目次

7.2.12. ルート・ファイル・システムの構築

Linux*を起動するには、ルート・ファイル・システムが必要です。特定のニーズに応じて、ルート・ファイル・システムを構築する方法はいくつもあります。この項では、Yoctoを使用して小さなルート・ファイル・システムを構築する方法を示します。

  1. ビルドシステムにはさまざまなパッケージが必要になる場合があります。Ubuntu 18.04マシンでは、次のコマンドを使用して必要なパッケージをインストールします。
    sudo apt-get install gawk wget git-core diffstat unzip texinfo \
         gcc-multilib build-essential chrpath socat cpio python python3 \
         python3-pip python3-pexpect xz-utils debianutils iputils-ping \
         python3-git python3-jinja2 libegl1-mesa libsdl1.2-dev pylint3 xterm
  2. 次のコマンドを実行して、ルート・ファイル・システムを構築します。
    cd $TOP_FOLDER
    rm -rf yocto && mkdir yocto && cd yocto
    git clone -b gatesgarth git://git.yoctoproject.org/poky.git
    git clone -b master git://git.yoctoproject.org/meta-intel-fpga.git
    source poky/oe-init-build-env ./build
    echo 'MACHINE = "agilex"' >> conf/local.conf
    echo 'BBLAYERS += " ${TOPDIR}/../meta-intel-fpga "' >> conf/bblayers.conf
    echo 'IMAGE_FSTYPES = "tar.gz"' >> conf/local.conf
    bitbake core-image-minimal

    ビルドが完了すると (ホストシステムの処理能力およびインターネット接続速度によっては数時間かかる場合があります)、次のルート・ファイル・システムのアーカイブ $TOP_FOLDER/yocto/build/tmp/deploy/images/agilex/core-image-minimal-agilex.tar.gz が作成されます。

    Yoctoを使用したrootfsの構築を含む、Linux*の構築の詳細については、Rocketboards Getting Startedのウェブページを参照してください。