インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システム (HPS) のリモート・システム・アップデート・ユーザーガイド

ID 683184
日付 7/10/2020
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ドキュメント目次

6.5.3. RSUクライアントを使用したファクトリー・イメージの更新

この項では、RSUクライアントを使用してファクトリー・イメージを更新する方法を示しています。
注: この項にリストされているコマンドは、最初に実行される基本動作の項に依存しています。具体的には、アプリケーション・イメージをP2フラッシュ・パーティションに追加します。
  1. ボードの電源を再投入して、Linux*を起動し、RSUモジュールをロードしてステータスを表示します。これは、P2イメージが実行中であることを示しており、これは最も優先度が高いためです。
    root@linux:~# ./rsu_client --log
          VERSION: 0x00000202
            STATE: 0x00000000
    CURRENT IMAGE: 0x0000000002000000
       FAIL IMAGE: 0x0000000000000000
        ERROR LOC: 0x00000000
    ERROR DETAILS: 0x00000000
    RETRY COUNTER: 0x00000000
    Operation completed
  2. スロット2 (パーティションP3) が使用されていないことを確認し、スロット2を消去して、ファクトリー・アップデート・イメージを書き込み、正しく書き込まれたことを確認します。
    root@linux:~# ./rsu_client --list 2
          NAME: P3
        OFFSET: 0x0000000003000000
          SIZE: 0x01000000
      PRIORITY: [disabled]
    Operation completed
    root@linux:~# ./rsu_client --erase 2
    Operation completed
    root@linux:~# ./rsu_client --add-factory-update factory_update.rpd --slot 2
    Operation completed
    root@linux:~# ./rsu_client --verify factory_update.rpd --slot 2
    Operation completed
  3. スロット2がCPBで最も優先度が高くなっていることを確認します。
    root@linux:~# ./rsu_client --list 2
          NAME: P3
        OFFSET: 0x0000000003000000
          SIZE: 0x01000000
      PRIORITY: 1
    Operation completed
  4. 次の reboot コマンドでスロット2 (パーティションP3) のロードを要求するように、RSUクライアントに指示します。
    root@linux:~# ./rsu_client --request 2
    Operation completed
  5. reboot コマンドを実行して、Linux*を再起動します。
    root@linux:~# reboot
  6. Linux*がシャットダウンすると、ファクトリー・アップデート・イメージが決定ファームウェア、決定ファームウェア・データ、およびファクトリー・イメージをフラッシュで更新します。次に、CPBからそれ自体を削除し、現在最も優先度の高いイメージをCPBにロードします。P2がロードされ、P3がディスエーブルになっていることを確認します。
    root@linux:~# ./rsu_client --log
          VERSION: 0x00000202
            STATE: 0x00000000
    CURRENT IMAGE: 0x0000000002000000
       FAIL IMAGE: 0x0000000000000000
        ERROR LOC: 0x00000000
    ERROR DETAILS: 0x00000000
    RETRY COUNTER: 0x00000000
    Operation completed
    root@linux:~# ./rsu_client --list 2
          NAME: P3
        OFFSET: 0x0000000003000000
          SIZE: 0x01000000
      PRIORITY: [disabled]
    Operation completed