インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システム (HPS) のリモート・システム・アップデート・ユーザーガイド

ID 683184
日付 7/10/2020
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ドキュメント目次

3.1.2. RSUフラッシュレイアウト - SDMの視点から

RSUの場合、標準ファームウェアではなく決定ファームウェアが含まれます。決定ファームウェアのコピーには、フラッシュ内の次の構造へのポインターがあります。

  • 決定ファームウェア・データ
  • 1つのファクトリー・イメージ
  • 2つのコンフィグレーション・ポインター・ブロック (CPB)
図 4. RSUフラッシュレイアウト - SDMの視点からこの図では、
  • 各決定ファームウェアのコピーは、ファクトリー・イメージと、ポインターブロック0およびポインターブロック1の両方を指します。
  • ポインターブロック0およびポインターブロック1はどちらも、アプリケーション・イメージを指します。

決定ファームウェア・データには、次のような基本設定が格納されます。

  • クワッドSPIフラッシュメモリーに接続するクロックおよびピン
  • SDMにファクトリー・イメージをロードするように強制するDirect to Factory Imageピン
    注: このピンは、ファクトリー・イメージ・プロジェクト内の次の Assignments > Device > Device and Pin Options > Configuration > Configuration Pin Options
    のメニューで設定することができます。
  • max_retry パラメーター値

ポインターブロックにはアプリケーション・イメージのリストが含まれています。これは、そのうちのいずれかが成功するまで試行されます。アプリケーション・イメージがいずれも成功しなかった場合、SDMはファクトリー・イメージをロードします。信頼性を確保するため、ポインターブロックにはメインコピーおよびバックアップ・コピーが含まれており、更新動作が失敗した場合に備えています。

ファクトリー・イメージおよびアプリケーション・イメージはどちらもファームウェアで始まります。まず、決定ファームウェアがファームウェアをロードします。次に、そのファームウェアは残りのイメージをロードします。上の図に、これらの実装についての詳細は示されていません。詳細に関しては、アプリケーション・イメージのレイアウトの項を参照してください。