インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システム (HPS) のリモート・システム・アップデート・ユーザーガイド

ID 683184
日付 7/10/2020
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ドキュメント目次

2.11. コンフィグレーションが失敗した場合の再試行

max retry オプションを使用すると、コンフィグレーションの失敗が発生した場合に、アプリケーション・イメージおよびファクトリー・イメージの両方が再試行される回数をコンフィグレーションできます。
  • フラッシュの破損
  • 認証および暗号化エラー
  • RSUウォッチドッグのタイムアウト

max retry オプションは、ファクトリー・イメージ・プロジェクト用に インテル® Quartus® Primeで選択され、フラッシュの決定ファームウェアのデータ構造内に格納されます。max retry のデフォルト値は1です。これは、各イメージが1回だけ試行されることを意味します。 max retry の最大値が3の場合は、各イメージが最大3回試行されることを意味します。

注: このパラメーターは max retry と呼ばれていますが、その値は、実際には各イメージが試行された合計回数を示します。

SDMは、現在のイメージのコンフィグレーションに失敗した回数をカウントする retry counter を維持します。そのカウンターが max retry に到達すると、次のイメージがロードされます。retry counter の値を照会して、U-BootおよびLIBRSUの両方からゼロにリセットするように要求することもできます。

決定ファームウェアおよびアプリケーション・ファームウェアのバージョンを照会する方法については、RSUステータスおよびエラーコード を参照してください。

U-BootおよびLinuxの両方で max retry がどのように機能するかの例については、リモート・システム・アップデートの例の項を参照してください。