インテル® Stratix® 10 デバイス・データシート

ID 683181
日付 8/04/2017
Public
ドキュメント目次

HPSトレースタイミングの特性– 暫定版

表 74.   インテル®® Stratix®® 10 デバイスのトレースタイミング要件

トレース帯域幅を増大させるには、 インテル® ではトレース・インターフェイスをHPS Qsys コンポーネント内のFPGAにルーティングすることを推奨しています。FPGAトレース・インターフェイスは、FPGAのI/O使用を最小限に抑えるために、ダブル・データ・レートに変換できる64ビットのシングル・データ・レート・パスを提供します。

HPSトレース・インターフェイスに接続するトレースモジュールによっては、最大サンプリング速度を達成するにはボード終端を含める必要があります。ボード終端の推奨事項については、トレースモジュールのデータシートを参照してください。

ほとんどのトレースモジュールは、トレースデータのタイミングマージンを改善する目的で、プログラム可能なクロックとデータスキューを実装しています。別の方法としては、HPSプログラマブルI/O遅延を使用して、クロック―データ間のタイミング関係を変更することも可能です。

シンボル 説明 最小値 通常値 最大値 単位
Tclk トレースクロック周期 6.667 ns
Tclk_jitter クロック出力ジッター 2 %
Tdutycycle トレースクロックの最大デューティーサイクル 45 50 55 %
Td Tclk ― D0–D15間の出力データ遅延 0 1.8 ns
図 23. トレースのタイミング図