MAX 10 ユーザー・フラッシュメモリー・ユーザーガイド

ID 683180
日付 2/21/2017
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インテルのみ表示可能 — GUID: vgo1397655460279

Ixiasoft

ドキュメント目次

4.2.4. UFM セクター消去動作

セクター消去動作により、UFM をセクターごとに消去できます。
UFM セクター消去動作を行うには、以下のステップを実行します。
  1. 書き込み保護モードを無効にします。Avalon-MM コントロール・インターフェイスを介して、セクター内の書き込み保護レジスターに0 を書き込みます。
  2. セクター消去の位置を選択するために、適切なビットをコントロール・レジスターに書き込みます。フラッシュIP コアがセクター消去アドレスを格納し、セクター消去動作を開始します。
    注: IP コアは、IDLE 状態のとき、つまりステータスレジスターのbusy フィールドが2’b00 であるときのみセクター消去アドレスを受け入れます。IP コアがビジー状態であれば、セクター消去アドレスを無視します。
  3. 消去動作の進行中は、フラッシュIP コアはステータスレジスターのbusy フィールドを2’b01 にセットします。
  4. データ・インターフェイスから読み出しまたは書き込みコマンドを新たに受信すると、フラッシュIP コアは、waitrequest 信号をアサートします。
  5. フラッシュIP コアがセクターを消去します。セクター消去動作が完了すると、フラッシュ消去の物理的な結果をステータスレジスターの消去成功フィールドに格納します。
    注: 最大消去時間は350 ms です。
  6. フラッシュIP コアは、以下のいずれかの状態が生じると、ステータスレジスターの消去成功フィールドを1'b0(失敗)にセットします。
    • 不正なセクター番号が送信された
    • 対応するセクターのセクター保護モードまたは書き込み保護モードがクリアされていない(値が1'b0 ではない)
  7. セクター消去動作を続けて実行する必要がある場合は、前のステップを繰り返します。
  8. セクター消去動作が完了した時点で、書き込み保護モードを有効に戻す必要があります。Avalon-MM コントロール・インターフェイスを介して、対応するセクターの書き込み保護レジスターに1 を書き込みます。
    注: 各消去の後にはステータスレジスターを確認し、消去動作が成功したこと(消去成功)を確認します。