MAX 10 ユーザー・フラッシュメモリー・ユーザーガイド

ID 683180
日付 2/21/2017
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ドキュメント目次

4.2.6. UFM 読み出し動作

UFM は、単独で32 ビットの読み出し動作を提供します。

読み出し操作を実行するには、UFM 内でデータが配置されている、またはこれから配置される参照アドレスを、アドレスレジスターにロードする必要があります。

UFM 読み出し動作を実行するには、以下のステップに従います。

  1. データ・スレーブ・インターフェイスに適正なデータアドレスを送信するために、read 信号をアサートします。
  2. バーストカウントを1(パラレルモード)または32(シリアルモード)にセットします。
  3. フラッシュIP コアがビジー状態であれば、フラッシュIP コアはwaitrequest 信号をアサートします。
  4. フラッシュIP コアはreaddatavalid 信号をアサートし、readdata バスを介してデータを送信します。
  5. フラッシュIP コアは、読み出し動作の進行中はステータスレジスターのbusy フィールドを2'b11 にセットします。
  6. 動作が順調であれば、フラッシュIP コアは、ステータスレジスターの読み出し成功フィールドを1'b1、すなわち読み出し成功にセットします。不正なアドレスや保護されたセクターからの読み出しを試みた場合には、フラッシュIP コアは、ステータスレジスターの読み出し成功フィールドを1'b0(失敗)にセットして空のフラッシュを返します。

以下に、読み出し動作のタイミング図を MAX® 10 デバイスごとにパラレルモードとシリアルモードでそれぞれ示します。

図 10. パラレルモードでの10M04、10M08、10M16 および10M25 デバイスの読み出し動作
図 11. パラレルモードでの10M40 および10M50 デバイスの読み出し動作
図 12. シリアルモードでの MAX® 10 デバイスの読み出し動作