MAX 10 ユーザー・フラッシュメモリー・ユーザーガイド

ID 683180
日付 2/21/2017
Public
ドキュメント目次

5.3. アルテラ・オンチップ・フラッシュIP のレジスター

以下の表に、アルテラ・オンチップ・フラッシュIP コアのアドレスマッピングとレジスターを示します。
表 10.  アルテラ・オンチップ・フラッシュIP のコントロール・アドレス・マッピング
レジスター アドレス アクセス 説明
ステータスレジスター 0×00 読み出し専用 直近の動作のステータスと結果ならびにセクタ保護モードを格納する
コントロール・レジスター 0×01 読み出し/プログラミング 以下の情報を格納します。
  • ページ消去アドレス
  • セクター消去アドレス
  • セクター書込み保護モード
表 11.  アルテラ・オンチップ・フラッシュIP のステータスレジスター
ビットオフセット フィールド デフォルト値 説明
1~0 busy 2'b00

2'b00 IDLE

2'b01 BUSY_ERASE

2'b10 BUSY_WRITE

2'b11 BUSY_READ

2 rs (読み出し成功) 1'b0

1'b0 読み出し失敗

1'b1 読み出し成功

3 ws (書き込み成功) 1'b0

1'b0 書き込み失敗

1'b1 書き込み成功

4 es (消去成功) 1'b0

1'b0 消去失敗

1'b1 消去成功

5 sp (セクターID 1 保護ビット) IP コアは、デバイスだけでなく、インスタンス化時に指定されたコンフィグレーションとアクセスモード設定に基づき、これらのビットをセットします。これらの設定は固定されています。これらのビットのいずれかをIP コアがセットすると、対応するセクターで読み出しまたは書き込みができません。
6 sp (セクターID 2 保護ビット)
7 sp (セクターID 3 保護ビット)
8 sp (セクターID 4 保護ビット)
9 sp (セクターID 5 保護ビット)
31~10 ダミー(パディング) すべてのビットを1 にセットします。
表 12.  アルテラ・オンチップ・フラッシュIP のコントロール・レジスター
ビットオフセット フィールド デフォルト値 説明
19~0 pe(ページ消去アドレス) すべて1

ページ消去アドレスをセットし、ページ消去動作を開始します。IP コアは、IDLE 状態のときにのみページ消去アドレスを受け入れます。それ以外の場合には、ページアドレスは無視されます。

有効な値は使用可能なあらゆるアドレスです。IP コアは、指定されたアドレスに対応するページを消去します。

22~20 se(セクター消去アドレス) 3'b111
セクター消去アドレスをセットし、セクター消去動作を開始します。IP コアは、IDLE 状態のときのみセクター消去アドレスを受け入れます。それ以外の場合には、ページアドレスは無視されます。
3'b001 セクターID 1
3'b010 セクターID 2
3'b011 セクターID 3
3'b100 セクターID 4
3'b101 セクターID 5
その他の値 不正なアドレス
選択したデバイスには3 つのセクターしかない場合、セクターID 4 と5 にマッピングされた値は不正なアドレスになります。
注: セクターアドレスとページアドレスの両方を同時にセットした場合、セクター消去アドレスが優先されます。IP コアはセクター消去アドレスを受け入れて実行し、ページ消去アドレスを無視します。

詳細は、セクターアドレス を参照してください。

23 wp (セクターID 1 書き込み保護) 1
IP コアはこれらのビットを使用して、セクターを読み出し動作と消去動作から保護します。セクター書き込みまたは消去の前に、対応するセクター書き込み保護ビットをクリアする必要があります。
1'b0 書き込み保護モードを無効にする
1'b1 書き込み保護モードを有効にする
24 wp (セクターID 2 書き込み保護) 1
25 wp (セクターID 3 書き込み保護) 1
26 wp (セクターID 4 書き込み保護) 1
27 wp (セクターID 5 書き込み保護) 1
31~28 ダミー(パディング) すべてのビットを1 にセットします。