インテルのみ表示可能 — GUID: mwh1410471059796
Ixiasoft
3.5. I/Oタイミング
たとえば、ECOを使用して一部のI/Oピンのスルーレートまたはドライブ強度を変更すると、デザインを再コンパイルせずにタイミングを検証できます。 I/Oタイミングと、デザインのI/Oタイミングパスに影響する要因を理解する必要があります。出力ピンと双方向ピンの出力負荷仕様の精度は、I/Oタイミングの結果に影響します。
インテル® Quartus® Primeソフトウェアは、I/Oタイミング解析の3つの異なる方法をサポートしています。
I/Oタイミング解析 |
変更内容 |
---|---|
高度なクラシック・タイミング解析 |
ボード・トレース・モデルでI/Oタイミングを分析して、正確な「ボード対応」シミュレーション・モデルをレポートします。各I/O規格またはピンの完全なボード・トレース・モデルを構成します。Timing Analyzerは、I/Oバッファー、パッケージ、およびボード・トレース・モデルのシミュレーション結果を適用して、正確なI/O遅延とシステムレベルの信号情報を生成します。この情報を使用して、タイミングと信号の整合性を改善します。 |
I/Oタイミング解析 |
シグナル・インテグリティー解析なしで、デフォルトまたは指定の容量性負荷でI/Oタイミングを分析します。 Timing Analyzerは、容量性負荷のデフォルト値またはユーザー指定の値を使用して、tCOをI/Oピンに報告します。 |
フルボード配線シミュレーション |
Mentor Graphics* HyperLynx*および Synopsys* HSPICEでのシミュレーションには、Intel提供または インテル® Quartus® Primeソフトウェア生成のIBISまたはHSPICE I/Oモデルを使用します。 |
高度なI/Oタイミングサポートの詳細については、ターゲットデバイスの適切なデバイスハンドブックを参照してください。ボードレベルのシグナル・インテグリティーの詳細、および高速デザインでシグナル・インテグリティーを改善する方法のヒントについては、シグナル・インテグリティーおよびパワーインテグリティ–サポートセンターのWebサイトを参照してください。
IBISおよびHSPICEモデルの作成については、 インテル® Quartus® PrimeソフトウェアおよびそれらのモデルをHyperLynx*およびHSPICEシミュレーションに統合する方法については、 サードパーティツールを使用したシグナル・インテグリティー解析の章を参照してください。