1. IDEでの インテル® HLSコンパイラー・プロ・エディションの使用
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インテル® Quartus® Prime デザインスイート 20.1 |
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インテル® HLSコンパイラーをIDEと統合することにより、FPGAのパフォーマンスに対してコンポーネントを最適化する前に、ネイティブ・コンパイラーとデバッガーを使用してテストベンチとHLSコンポーネントの機能の正当性を検討することができます。
このドキュメントでは、IDEで インテル® HLSコンパイラー・プロ・エディションのバージョン20.1を使用する方法について説明します。 インテル® HLSコンパイラー・スタンダード・エディションをIDEで使用する際の説明に関しては、AN 918: Using the Intel HLS Compiler Standard Edition with an IDEを参照してください。
インテル® HLSコンパイラーのi++コマンドのみが、デザイン概要のレポートを生成します。このレポートは、コンポーネントの最適化に役立ちます。
Linuxのオペレーティング・システムにおいて、ネイティブ・コンパイラーはg++です。一方、Windowsのオペレーティング・システムでは、ネイティブ・コンパイラーはMicrosoft Visual C++ (MSVC) です。
概説すると、ネイティブ・コンパイラー (g++またはMSVC) を使用する際には、次の手順を行います。
- インテル® HLSコンパイラーのincludeファイルへのパスをお使いの環境にエクスポートします。
<hls_installdir/include
この <hls_installdir> は、お使いの インテル® HLSコンパイラーへのパスです。 インテル® HLSコンパイラーのデフォルトのインストール位置は、次のとおりです。- Linux: /home/<username>/intelFPGA_pro/20.1/hls
- Windows: C:\intelFPGA_pro\20.1\hls
- インテル® HLSコンパイラーのエミュレーション・ライブラリーへのパスを同じ環境にエクスポートします。
- Linux
<hls_installdir>/host/linux64/lib
- Windows
<hls_installdir>/host/windows64/lib
- Linux
- エクスポートされたパスで設定された環境でお使いのIDE (またはコンパイラー) を実行し、エミュレーション・ライブラリーと、 Intel HLS Compiler Pro Edition Version 20.1 Reference Manual の「Compiler Interoperability」で説明されている他のフラグを使用してコードをコンパイルします。
IDEを使用し、 インテル® HLSコンパイラーで生成された実行可能ファイルをデバッグすることもできます。これには、シミュレーション・テストベンチが含まれます。