インテル® Quartus® Prime プロ・エディション ユーザーガイド: サードパーティー合成

ID 683122
日付 9/24/2018
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ドキュメント目次

2.10.1. IP Catalogを使用したインテル FPGA IPコアのインスタンス化

IP Catalogとパラメーター・エディターを使用してIPコアを設定およびコンフィグレーションするときは、IP Catalogは、IPコアをインスタンス化するVHDL またはVerilog HDLラッパーファイル<output file>.v|vhdを作成します。

Synplify ソフトウェアは、 インテル® Quartus® Primeタイミングおよびリソース見積もりネットリスト機能を使用して、リソースおよびタイミング性能の見積もりをより正確にレポートし、IPコアを「ブラックボックス」として扱うのではなく、タイミング駆動型の最適化を使用します。生成されたIPコア・バリエーション・ラッパー・ファイルをSynplifyプロジェクトに取り込んで、SynplifyソフトウェアがIPコアに関するすべての情報を持つようにします。

注: パラメーター・エディターには、リソースとタイミング見積もり用のネットリストを生成するオプションがあります。Synplifyソフトウェアは、この情報を個別のネットリストがなくてもバックグラウンドで自動的に生成するため、このオプションは、Synplifyソフトウェアでは推奨されません。実際に、個別のネットリスト <output file>_syn.vを作成して、そのファイルを合成プロジェクトで使用する場合は、 インテル® Quartus® Primeプロジェクトに <output file>.v|vhdファイルも含める必要があります。

Synplifyソフトウェアで適切な インテル® Quartus® Primeバージョンを指定してから、生成されたファイルをコンパイルします。これにより、SynplifyソフトウェアはIPコアに対して適切なライブラリー定義を使用します。Quartus Version設定は、カスタマイズされたIPコアを生成するのに使用する インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアのバージョンと一致している必要があります。

また、 QUARTUS_ROOTDIR環境変数に、適切な インテル® Quartus® Primeバージョンのインストール・ディレクトリーの場所が指定されていることを確認します。Synplifyソフトウェアは、この情報を使用して、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアをバックグラウンドで起動します。この環境変数の設定は、カスタマイズされたIPコアを生成するために使用する インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアのバージョンと一致している必要があります。