インテルのみ表示可能 — GUID: mcn1407927255947
Ixiasoft
4.1. PowerPlay Early Power Estimator
PowerPlay Early Power Estimator(EPE)は、システム・プランニングの段階で適切に電源をプランニングし検討するためのデザイン消費電力の見積りを支援する電力見積りツールです。
EPEでは、アーキテクチャ機能に基づいてデザイン情報を入力することにより、各アーキテクチャ機能が消費する電力の計算が可能です。EPEに、環境条件やデザインで使用されるデバイス・リソース(クロック周波数、RAMブロック数、デジタル信号処理(DSP)ブロック数など)を入力します。次いでEPEで、デザインのスタティックおよびダイナミック電力、電流予測、熱解析を計算します。
デザイン情報は、スプレッドシートに手動で入力するか、あるいは Quartus® Primeソフトウェアから完全なまたは部分的に完成したデザインのPower Estimatorファイルをインポートすることもできます。ファイルのインポート後に、システム要件に合うようにVCCINT、周辺温度、空気流量、クロック周波数、トグル・レートといった入力パラメータを編集できます。
EPEから取得した値は概算であり、仕様として使用することはできません。EPE結果の精度は、EPEに入力したデザイン情報が最終的なデザインにどれだけ近いかで異なります。
EPEについて、およびPower Estimatorファイルの生成方法とインポート方法については、関連するユーザー・ガイドを参照してください。