Intel Agilex® 7デバイスファミリーのピン接続ガイドライン: FシリーズおよびIシリーズ

ID 683112
日付 6/26/2023
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ドキュメント目次

1.2.2. 専用コンフィグレーション/JTAGピン

注: インテル® では、 インテル® Quartus® Primeデザインを作成し、デバイスのI/O割り当てを入力して、デザインをコンパイルすることをお勧めします。 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアによるピン接続のチェックは、I/O割り当ておよび配置規則に従って行われます。この規則は、デバイスの集積度、パッケージ、I/O割り当て、電圧割り当て、および本文書またはデバイス・ハンドブックに完全には記載されていないその他の要因によって、デバイスごとに異なります。
表 3.  専用コンフィグレーション/JTAGピン
ピン名 ピンの機能 ピンの説明 接続ガイドライン
TCK 入力

専用のJTAGテストクロック入力ピンです。これは、セキュア・デバイス・マネージャー (SDM) バンクにあります。

このピンは、HPS JTAGチェーンへのアクセスにも使用できます。詳細については、HPS JTAGピン を参照してください。

このピンでは、1.8VシングルエンドI/O規格をサポートします。

このピンには、20kΩの内部プルダウン抵抗があります。

JTAGスプリットモードのJTAGクロック速度は33MHzです。JTAGスプリットモードでは、SDM JTAGモードはHPS JTAGから独立しています。

JTAGデイジーチェーン・モードのJTAGクロック速度は22MHzです。JTAGデイジーチェーン・モードでは、HPS DAP TAPはSDM mTAPとデイジーチェーン接続されます。

このピンは、1kΩのプルダウン抵抗を介してGNDに接続します。

構成証明およびブラック・キー・プロビジョニング (BKP) セキュリティー機能を使用する場合は、このピンをGNDに接続しないでください。10kΩのプルアップ抵抗を使用して、このピンをVCCIO_SDM電源に接続します。

TMS 入力

専用のJTAGテストモード選択入力ピンです。これは、SDMバンクにあります。

このピンは、HPS JTAGチェーンへのアクセスにも使用できます。詳細については、HPS JTAGピン を参照してください。

このピンでは、1.8VシングルエンドI/O規格をサポートします。

このピンには、20kΩの内部プルアップ抵抗があります。

このピンは、1kΩ~10kΩのプルアップ抵抗を介してVCCIO_SDM電源に接続します。JTAGインターフェイスを使用しない場合は、1kΩの抵抗を使用して、TMSピンをVCCIO_SDM電源に接続してください。

TDO 出力

専用のJTAGテストデータ出力ピンです。これは、SDMバンクにあります。

このピンは、HPS JTAGチェーンへのアクセスにも使用できます。詳細については、HPS JTAGピン を参照してください。

このピンでは、1.8VシングルエンドI/O規格をサポートします。

JTAGインターフェイスを使用しない場合は、TDOピンは未接続のままにします。
TDI 入力

SDMバンクにある専用のJTAGテストデータ入力ピンです。

このピンは、HPS JTAGチェーンへのアクセスにも使用できます。詳細については、HPS JTAGピン を参照してください。

このピンでは、1.8VシングルエンドI/O規格をサポートします。

このピンには、20kΩの内部プルアップ抵抗があります。

このピンは、VCCIO_SDM電源への1kΩ~10kΩのプルアップ抵抗に接続してください。JTAGインターフェイスを使用しない場合、TDIピンは、1kΩの抵抗を使用してVCCIO_SDM電源に接続してください。

nSTATUS 出力

コンフィグレーション・ステータス・ピンです。このピンは、nCONFIGを駆動するコンフィグレーション・ホストとの同期およびエラーの報告に使われます。

このピンでは、1.8VシングルエンドI/O規格をサポートします。

このピンには、20kΩの内部プルアップ抵抗があります。

ドライブ強度は8mAです。

重要: 電源投入時に外部コンポーネントが nSTATUS 信号をLowに駆動していないことを確認してください。

Avalon® ストリーミング・コンフィグレーション・スキームを使用している場合、このピンをコンフィグレーション・ホストに接続します。

その他のコンフィグレーション・スキームでは、このピンを使用してコンフィグレーション・ステータスを監視することができます。

このピンは、すべてのコンフィグレーション・スキームで、10kΩの抵抗を介してVCCIO_SDMにプルアップする必要があります。

nCONFIG 入力

nCONFIGピンは、デバイスをクリアしてリコンフィグレーションの準備をするために使用されます。

このピンでは、1.8VシングルエンドI/O規格をサポートします。

このピンには、20kΩの内部プルアップ抵抗があります。

Avalon® ストリーミング・コンフィグレーション・スキームを使用している場合、このピンをコンフィグレーション・ホストに接続します。

その他のコンフィグレーション・スキームを使用する場合、このピンを10KΩの外部プルアップ抵抗を介してVCCIO_SDMにプルアップします。このピンを使用して、コンフィグレーションを再開することができます。それには、Lowに駆動してから再びHighに駆動します。 Intel Agilex® 7コンフィグレーションのユーザーガイド およびAN 886: Intel Agilex® 7 SoC Device Design Guidelinesで指定されているnCONFIG動作のすべての要件に必ず従ってください。

OSC_CLK_1 入力

SDM PLLのリファレンス・クロックソースです。

このピンは、デバイス・コンフィグレーションおよびトランシーバーのキャリブレーション用のクロックとして使用されます。

このピンでは、1.8VシングルエンドI/O規格をサポートします。

このピンには、20kΩの内部プルダウン抵抗があります。

トランシーバーを使用している場合は、このピンに外部クロックソースを供給してください。

外部クロックソースを使用してコンフィグレーションを行う場合や、デザイン内のトランシーバーをインスタンス化する場合は、25MHz、100MHz、または125MHzのフリーランニング・クロックソースをこのピンに供給し、デザインのコンパイル時に インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでそのピンをイネーブルしてください。

コンフィグレーションに内蔵オシレーターを使用していて、トランシーバーのインスタンス化をデザインで行わない場合は、このピンは未接続のままにしてください。