Low Latency 100G Ethernet Intel® IPコア・ユーザーガイド: インテル® Stratix® 10デバイス用

ID 683100
日付 5/21/2021
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ドキュメント目次

4.3.8. RX PCS

ソフトRX PCSでは、ビットスリップがイネーブルになっている66:64 25G PCS Basic Generic ModeでコンフィグレーションされたハードPCSおよびPMAブロックにインターフェイス接続します。ハードPCSでは、4つの仮想レーンを含む2つの66ビット出力ストリームをソフトRX PCSに駆動します。ソフトRX PCSでは、ワードロック、レーンの並べ替え、デスクランブリング、およびMIIデコーディングを実装します。
図 10. ソフトTX PCSの上位レベルブロック図

PCS準拠

Low Latency 100G Ethernet Intel FPGA IPのRX PCSの個々のロックステージでは、デザインリソースを削減しながら最大のコンプライアンスを提供するようにデザインされています。したがって、デザインはIEEE 802.3のClause 82仕様に完全には準拠していません。次の表では、非準拠のロックおよびロック解除プロセスについて一覧表示しています。

表 11.  RX PCS非準拠リストこの表に一覧表示されていないロックおよびロック解除プロセスは、IEEE 802.3仕様に準拠しています。
プロセス 説明
仮想レーン並べ替えロック

IEEE仕様: アライメント・ロックが取得されると、仮想レーンの並べ替えが開始されます。

Low Latency 100G Ethernet Intel FPGA IPコア: 仮想レーンの並べ替えは、ブロックロックによって開始されます。

PCSレーン・デスキュー・ロック
IEEE仕様: 次の条件が満たされた場合、デスキューロックが取得されます。
  • アライメント・ロックが取得された場合
  • 仮想レーンの並べ替えが完了した場合
  • レーンデスキューが完了した場合

Low Latency 100G Ethernet Intel FPGA IPコア: PCSレーン・デスキュー・ロックは、仮想レーンの並べ替えが完了した後に開始されます。

PCSアライメント・ロック
IEEE仕様: 次の条件が満たされた場合、アライメント・ロックが取得されます。
  • ブロックロックが取得された場合
  • すべての仮想レーンのアライメント・マーカーが、2つの連続したサイクルで仮想レーンごとに214ワードの適切なアライメント間隔で受信された場合

Low Latency 100G Ethernet Intel FPGA IPコア: アライメント・ロックが発生するのは、PCSレーン・デスキュー・ロックが完了し、各仮想レーンの個々のマーカーの間隔頻度チェックが完了した後です。