Low Latency 100G Ethernet Intel® IPコア・ユーザーガイド: インテル® Stratix® 10デバイス用

ID 683100
日付 5/21/2021
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ドキュメント目次

4. 機能の説明

Low Latency 100G Ethernet Intel FPGA IPコアでは、イーサネットMACの実装をIEEE 802.3 Ethernet Standardに従って行います。IPコアでは、フレームカプセル化およびデータフローの処理をクライアント・ロジックとイーサネット・ネットワークとの間で行います。これには、100Gbps Ethernet PCSおよびPMA (PHY) を使用します。

送信方向では、MACはクライアント・フレームを受け入れ、パケット間ギャップ (IPG)、プリアンブル、開始フレーム識別子 (SFD)、パディング、およびCRCビットを挿入してからそれをPHYに渡します。MACではまた、TX統計情報カウンターが存在する場合はそれも更新します。PHYでは、MACフレームをエンコードします。これは、信頼性の高い伝送をメディアを介してリモートエンドに対して行うために必要です。

受信方向では、PHYはフレームをMACに渡します。MACでは、フレームをPHYから受け取り、チェックを実行し、統計情報カウンターが存在する場合は更新し、CRC、プリアンブル、およびSFDを取り除き、フレームの残りをクライアントに渡します。RXプリアンブル・パススルー・モードでは、MACではプリアンブルとSFDを取り除くのではなく、クライアントに渡します。RX CRCパススルーモード (CRC_CONFIG レジスターのビット1の値は1) では、MACではCRCバイトをクライアントに渡し、最後のCRCバイトと同じクロックサイクルでEOP信号をアサートします。