Low Latency 100G Ethernet Intel® IPコア・ユーザーガイド: インテル® Stratix® 10デバイス用

ID 683100
日付 5/21/2021
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ドキュメント目次

4.2.6. エラー挿入テストおよびデバッグ機能

クライアントでは、特定のパケットへのTXエラーの挿入を指定できます。クライアントによるTXエラーの挿入を指定すると、Low Latency 100G Ethernet Intel FPGA IPコアにより、イーサネット・リンクで送信するフレームにエラーが挿入されます。エラーは、イーサネット・フレーム内の8つの /E/ 文字 (EBLOCK_T) でコンフィグレーションされる66ビットのエラーブロックとして表示されます。

IPコアに指示してパケットにTXエラーを挿入するには、クライアントからパケットのEOPサイクルで l8_tx_error 信号をアサートする必要があります。

IPコアでは、パケットEOPに対応するイーサネット・フレームを送信する際に、イーサネット・フレーム・データをEBLOCK_Tエラーブロックで上書きします。

この機能では、IPコアのテストとデバッグをサポートします。ループバック・モードでは、IPコアがイーサネット・リンクで意図的にエラーが発生したパケットを受信すると、IPコアによりそれが不正な形式のパケットとして認識されます。