Avalon® インターフェイスの仕様書

ID 683091
日付 12/21/2020
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ドキュメント目次

8.1. Avalon® トライステート・コンジット信号の役割

次の表に、 Avalon® トライステート・コンジット・インターフェイスに定義されている信号を記載します。Avalon-TC信号はすべて、マスターとスレーブの両方に適用され、両方で同じ意味をもちます。
表 23.  トライステート・コンジット・インターフェイス信号の役割
信号の役割 方向 必須 説明
request 1 マスター → スレーブ はい requestの意味は、grant信号の状態によって異なります。次に、その規則を示します。

requestがアサートされ、grantがデアサートされている場合、requestは現在のサイクルのアクセスを要求しています。

requestがアサートされ、grantもアサートされている場合、requestは、次のサイクルのアクセスを要求しています。そのため、requestは、アクセスの最終サイクルでデアサートされる必要があります。

request信号は、バスアクセスの最後のサイクルでデアサートされます。request信号は、転送の最終サイクルの直後に再度アサートすることができます。このプロトコルにより、他のマスターがアクセスを要求していない場合に、再調停と連続バスアクセスがどちらも可能になります。

requestのアサート後は、それが許可されるまでアサートを維持する必要があります。そのため、最短のバスアクセスは2サイクルです。トライステート・コンジットにおける調停のタイミングで、調停のタイミング例を確認してください。

grant 1 スレーブ → マスター はい アサートされている場合、トライステート・コンジット・マスターがトランザクションを実行するためのアクセスを保持していることを示します。grant信号は、request信号に応答してアサートされます。grant信号は、requestのデアサート後1サイクルが経過するまでアサートされた状態で維持されます。
<name>_in 1から1024 スレーブ → マスター いいえ 論理トライステート信号の入力信号です。
<name>_out 1から1024 マスター → スレーブ いいえ 論理トライステート信号の出力信号です。
<name>_outen 1 マスター → スレーブ いいえ 論理トライステート信号の出力イネーブルです。