Avalon® インターフェイスの仕様書

ID 683091
日付 12/21/2020
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ドキュメント目次

5.2. Avalon® ストリーミング・インターフェイス信号の役割

Avalon® ストリーミング・ソース・インターフェイスまたはシンク・インターフェイスの信号はそれぞれ、 Avalon® ストリーミング信号の1つの役割に対応します。 Avalon® ストリーミング・インターフェイスには、各信号役割の1つのインスタンスのみを含めることができます。 Avalon® ストリーミング信号の役割はすべて、ソースとシンクの両方に適用され、両方で同じ意味をもちます。
表 17.   Avalon® ストリーミング・インターフェイスの信号次の表において、信号の役割はすべてアクティブHighです。
信号の役割 方向 必須 説明
基本的な信号
channel 1から128 ソース → シンク いいえ 現在のサイクルで転送されているデータのchannel番号です。

インターフェイスでチャネル信号がサポートされている場合、そのインターフェイスでは、maxChannelパラメーターも定義する必要があります。

data 1から8,192 ソース → シンク いいえ ソースからシンクへのdata信号です。通常、転送される情報のまとまりを伝送します。

パラメーターではさらに、data信号の内容と形式を定義します。

error 1から256 ソース → シンク いいえ 現在のサイクルで転送されているデータに影響を与えるエラーを示すビット・マスクです。error信号の単一のビットは、コンポーネントが認識しているそれぞれのエラーをマスクします。errorDescriptorは、error信号のプロパティーを定義します。
ready 1 シンク → ソース いいえ Highがアサートされると、シンクでデータの受け入れが可能なことを示しています。readyは、シンクによってサイクル <n> でアサートされ、サイクル <n + readyLatency > をReadyサイクルとして示します。ソースでは、readyサイクル中にのみ、validをアサートし、データを転送することができます。

ready入力のないソースは、バックプレッシャーをサポートしません。ready出力のないシンクでは、バックプレッシャーを行う必要はありません。

valid 1 ソース → シンク いいえ ソースはこの信号をアサートし、ソースからシンクへの他のすべての信号を修飾します。シンクでは、データおよびソースからシンクへの他の信号を、validがアサートされているReadyサイクルでサンプリングします。他のサイクルはすべて無視されます。

valid出力のないソースでは、シンクがバックプレッシャーをアサートしていないすべてのサイクルで有効なデータを暗黙的に提供します。valid入力がないシンクでは、シンクでバックプレッシャーが行われていないすべてのサイクルで有効なデータを想定しています。

パケット転送の信号
empty 1から10 ソース → シンク いいえ 空のシンボル、つまり有効なデータを表していないシンボルの数を示します。empty信号は、各ビートに1つのシンボルがあるインターフェイスでは必要ありません。
endofpacket 1 ソース → シンク いいえ ソースによってアサートされ、パケットの終わりを示します。
startofpacket 1 ソース → シンク いいえ ソースによってアサートされ、パケットの開始を示します。