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3.5.3. 待機状態が固定されている読み出しおよび書き込み転送
スレーブでは、readWaitTimeおよびwriteWaitTimeのプロパティーを使用して固定の待機状態を指定することができます。固定待機状態を使用し、waitrequestを使用する代わりに転送をストールします。アドレスおよび制御信号 (byteenable、read、write) は、転送中に一定に保たれます。readWaitTimeまたはwriteWaitTimeを <n> に設定することは、それぞれの転送でwaitrequestを <n> サイクル間アサートすることと同じです。
次の図では、スレーブはwriteWaitTime = 2、readWaitTime = 1に設定されています。
図 11. スレーブ・インターフェイスで固定待機状態を使用する読み出しおよび書き込み転送
このタイミング図内の数字は、次の遷移を示しています。
- マスターは、addressおよびreadをclkの立ち上がりエッジでアサートします。
- clkの次の立ち上がりエッジは、最初で唯一の待機状態サイクルの終わりを示しています。readWaitTimeは1です。
- スレーブは、readdataおよびresponseをclkの立ち上がりエッジでアサートします。読み出し転送は終了します。
- writedata、address、byteenable、write信号をスレーブで利用することができます。
- 書き込み転送は、2つの待機状態サイクル後に終了します。
単一の待機状態を使用する転送は、複数サイクルのオフチップ・ペリフェラルに広く使用されます。ペリフェラルは、clkの立ち上がりエッジでアドレス信号と制御信号をキャプチャーします。ペリフェラルには、データを返すための完全なサイクルが1つあります。
待機状態が0のコンポーネントは許可されます。ただし、待機状態が0のコンポーネントでは、達成可能な周波数が下がる可能性があります。待機状態が0の場合は、要求が提供されたサイクルと同じサイクルで応答を生成することがコンポーネントに求められます。