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2.1.4. LタイルおよびHタイル用リファレンス・クロックのガイドライン
トランスミッターPLLおよびクロック・データ・リカバリー (CDR) ブロックには、入力リファレンス・クロック・ソースが必要です。これは、トランシーバーの動作に必要なクロックを生成するためです。入力リファレンス・クロックは、デバイス起動時に安定状態で自走させ、適切なPLLキャリブレーションを行ってください。
インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPLLには、ジッター要件に応じて5つの可能な入力リファレンス・クロック・ソースがあります。
- 専用リファレンス・クロック・ピン
- レシーバー入力ピン
- リファレンス・クロック・ネットワーク
- PLLカスケード出力 (fPLLのみ)
- コア・クロック・ネットワーク (fPLLのみ)
注: 各コア・クロック・ネットワークのリファレンス・クロックピンでは、複数のL/HタイルにあるfPLLは駆動できません。
インテルでは、専用リファレンス・クロック・ピンおよびリファレンス・クロック・ネットワークの使用をお勧めしています。これにより、最良のジッター性能を得ることができます。
最良のジッター・パフォーマンスを得るため、インテルでは、リファレンス・クロックの配置は、トランスミッターPLLにできるだけ近い位置にすることをお勧めしています。次のプロトコルでは、リファレンス・クロックの配置は、トランスミッターPLLと同じバンクにすることが必要です。
- OTU2e、OTU2、OC-192、および10G PON
- 6Gおよび12G SDI
注: GXTチャネルの最適なパフォーマンスを得るためには、トランスミッターPLLのリファレンス・クロックは、同じバンクの専用リファレンス・クロック・ピンからのものであることをお勧めします。
図 26. 入力リファレンス・クロック・ソース
注: インテル® Stratix® 10デバイスでは、FPGAファブリックのコア・クロック・ネットワークの使用は、fPLLの入力リファレンス・ソースとしてのみ可能です。
入力リファレンス・クロックは差動信号です。インテルでは、専用リファレンス・クロックは、トランスミッターPLLと同じバンクで使用して、最良のジッター・パフォーマンスを得ることをお勧めしています。入力リファレンス・クロックは、デバイス起動時に安定状態で自走させ、適切なPLL動作およびPLLキャリブレーションを行ってください。リファレンス・クロックがデバイス起動時に使用できない場合は、リファレンス・クロックが使用可能になってからPLLの再キャリブレーションを行ってください。
図 27. 専用リファレンス・クロック・ピンおよびその他のリファレンス・クロック・ソース インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイルデバイスでは、専用リファレンス・クロック・ピンおよびリファレンス・クロック・ネットワークは、トランスミッターPLL (ATX PLLおよびfPLL) によって使用できます。