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5.1.10. 同時スイッチング・ノイズのガイドライン
同時スイッチング・ノイズ (SSN) は、もう1つの重要な要素として、PCBをデザインする際に考慮が必要です。SSNは、デバイスパッケージで顕著ですが、ボードレイアウトによってこのノイズをある程度低減することができます。
すべての電流ループにはインダクタンス値があります。図 82 の電流ループのインダクタンスは次のとおりです。
図 82. 電流ループによるインダクタンス
ドライバーがHighからLowに切り替わると、GNDプレーンに電圧が発生します。
GNDプレーンで発生するノイズは、シグナル・インテグリティーの問題になることがあります。特に多数のドライバーが同時にスイッチングする場合はそうです。SSNによって生成されるノイズは、隣接する構造に結合する可能性があります。適切なレイアウトとデカップリングにより、ノイズのカップリングが減少します。多数のドライバーが同時にスイッチングすると、電源が落ちる可能性があります。したがって、特定の領域の電源電圧は、スイッチングが集中している場所によって、その強度の一部を失います。
詳しくは次を参照してください。
- Lloop = L1 (信号) + L2 (GND) – 2 LM (相互インダクタンス)
- V = Lloop (di/dt)
- AN 472: Stratix II GX SSN Design Guidelines (PDF)
- AN 508: Cyclone III Simultaneous Switching Noise (SSN) Design Guidelines (PDF)