Arria 10 SoCセキュア・ブート・ユーザーガイド

ID 683060
日付 3/29/2016
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ドキュメント目次

1.3.2. 第1ステージ・ブートローダ(ROM)

ハードウェア・システムの初期化完了後、Arria 10 SoCブートROMファームウェアは次のブート・ステージの復号、認証、実行に進みます。ブートROMファームウェアは信頼のルートであり、Arria 10 SoCのブートに対して信頼性のある本質的にセキュアな出発点となります。

次のステージを復号、認証するためにブートROMファームウェアは以下のタスクを実行します。
  1. 次のブート・ステージ・イメージ、第2ステージ・ブートローダを含むブート・デバイスを決定する
  2. ブートローダ・イメージが暗号化されている場合、復号する
  3. キー・チェイン・サービスを介し最後のコード署名鍵(CSK)を発見する
  4. CSKを使用してブートローダ・イメージを認証する
  5. ブートローダの認証が成功した場合、ブートローダをオンチップRAMにロードし、実行する

セキュア・システム初期化についての詳細は、Arria 10 Hard Processor System Technical Reference ManualSoC Securityの章に記載された「Secure Initialization Overview」を参照してください。