インテル® Stratix® 10デバイスファミリー・ピン接続ガイドライン

ID 683028
日付 12/23/2020
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ドキュメント目次

セキュア・デバイス・マネージャー (SDM) のオプションの信号ピン

注: インテルでは、 インテル® Quartus® Primeデザインを作成し、デバイスのI/O割り当てを入力し、デザインをコンパイルすることを推奨しています。 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでは、I/O割り当ておよび配置規則に従ってピン接続をチェックします。この規則は、デバイスの集積度、パッケージ、I/O割り当て、電圧割り当て、および本文書またはデバイス・ハンドブックに記載されていないその他の要因によって異なります。
注: SDMのオプションの信号ピン の表では、 インテル® Stratix® 10 GX 10Mデバイスのサポート対象は、AVSTx8コンフィグレーション・スキームのみです。
表 14.  SDMのオプションの信号ピン
ピン名 ( インテル® Stratix® 10デバイス) ピン名 ( インテル® Stratix® 10 GX 10Mデバイス) 信号の説明 接続ガイドライン コンフィグレーション・スキーム
ASx4 AVSTx8 AVSTx16 AVSTx32
PWRMGT_SCL F[1,2]_PWRMGT_SCL

PMBus Power Management Clockです。

このピンは、PMBusインターフェイスのクロックピンとして使用します。

このピンには、1.8V VCCIO_SDM電源へのプルアップ抵抗が必要です。 インテル® で推奨するプルアップ値は、このピンの負荷に応じて、5.1kΩから10kΩです。1.8V以外の電圧を必要とするPMBusインターフェイスに接続する場合は、電圧レベル変換器を使用します。

このピンは、レギュレーターのPMBusクロックピンに接続します。

–Vデバイスを使用する場合は、デバイスとVCC電圧レギュレーターの間のSmartVID接続をイネーブルして、FPGAでそのコア電圧要件を直接制御できるようにしてください。これを行うには、PWRMGT_SCLおよびPWRMGT_SDA信号をPMBusマスターモード用のVCC電圧レギュレーターに接続し、PWRMGT_SCL、PWRMGT_SDA、およびPWRMGT_ALERT信号をPMBusスレーブモード用の外部マスターに接続します。

SDM_IOピンのPWRMGT_SCLピン機能は、PMBusに設定されている場合、オープンドレインに設定されます。

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PWRMGT_SDA F[1,2]_PWRMGT_SDA

PMBus Power Management Serial Dataです。

このピンは、PMBusインターフェイスのデータピンとして使用されます。

このピンには、1.8V VCCIO_SDM電源へのプルアップ抵抗が必要です。 インテル® で推奨するプルアップ値は、このピンの負荷に応じて、5.1kΩから10kΩです。1.8V以外の電圧を必要とするPMBusインターフェイスに接続する場合は、電圧レベル変換器を使用します。

このピンは、レギュレーターのPMBusデータピンに接続します。

–Vデバイスを使用する場合は、デバイスとVCC電圧レギュレーターの間のSmartVID接続をイネーブルして、FPGAでそのコア電圧要件を直接制御できるようにしてください。これを行うには、PWRMGT_SCLおよびPWRMGT_SDA信号をPMBusマスターモード用のVCC電圧レギュレーターに接続し、PWRMGT_SCL、PWRMGT_SDA、およびPWRMGT_ALERT信号をPMBusスレーブモード用の外部マスターに接続します。

SDM_IOピンのPWRMGT_SDAピン機能は、PMBusに設定されている場合、オープンドレインに設定されます。

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PWRMGT_ALERT

PMBus Power Management Alertです。

このピンは、 インテル® Stratix® 10 –VがPMBusスレーブのとき、PMBusインターフェイス用のALERT機能として使用されます。

このピンには、1.8V VCCIO_SDM電源へのプルアップ抵抗が必要です。 インテル® で推奨するプルアップ値は、このピンの負荷に応じて、5.1kΩから10kΩです。1.8V以外の電圧を必要とするPMBusインターフェイスに接続する場合は、電圧レベル変換器を使用します。

このピンは、外部マスター・コントローラーのPMBus ALERTピンに接続します。

SmartVID機能を インテル® Stratix® 10 −VデバイスでPMBusスレーブとして使用する場合は、PWRMGT_ALERT信号をPWRMGT_SCLおよびPWRMGT_SDA信号とともにPMBusマスターデバイスに接続して、SmartVID電源管理インターフェイスを完成してください。PMBusマスターデバイスでは、VIDコードを インテル® Stratix® 10スレーブから読み出し、電圧レギュレーターをプログラムして、正しいVID電圧に出力します。

SDM_IOピンのPWRMGT_ALERTピン機能は、PMBusに設定されている場合、オープンドレインに設定されます。

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CONF_DONE F[1,2]_CONF_DONE

CONF_DONEピンは、すべてのコンフィグレーション・データが受信されたことを示します。

インテル® Stratix® 10 GX 10Mデバイスでは、使用モードを開始する前に、F1_CONF_DONEピンとF2_CONF_DONEピンの両方をアクティブにする必要があります。

インテル® では、デフォルトではSDM_IO16ピンを使用してCONF_DONE機能を実装することをお勧めします。

SDM_IO16が使用できない場合は、未使用のSDM_IOピンを使用してCONF_DONE機能を実装することもできます。

SDM_IO0とSDM_IO16を除いて、CONF_DONE信号用の4.7kΩの外部プルダウン抵抗に接続するには、他のSDM_IOピンが必要です。

CONF_DONEピンを外部コンフィグレーション・コントローラーに接続して、 Avalon® -ST (AVST) インターフェイスを使用したコンフィグレーションを行います。

アクティブシリアル (AS) x4コンフィグレーション・スキームを使用している場合は、必要に応じて、外部コンポーネントでこの信号をモニタリングします。

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INIT_DONE F[1,2]INIT_DONE

INIT_DONEピンは、デバイスがコンフィグレーション完了時にユーザーモードに入ったことを示します。この目的で使用する場合、このピンは、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでイネーブルします。

INIT_DONE機能がイネーブルされている場合、コンフィグレーションが完了してデバイスがユーザーモードに入ると、このピンはHighに駆動されます。

インテル® では、SDM_IO0またはSDM_IO16を使用してINIT_DONE機能を実装することをお勧めします。これは、パワーアップ時にINIT_DONEを正しく機能させるための弱い内部プルダウンがあるからです。

SDM_IO0とSDM_IO16が使用できない場合、コンフィグレーション・モードが Avalon® -ST ×8または Avalon® –ST x32 (AVST x8またはAVST x32) に設定されていれば、SDM_IO5もINIT_DONE機能に使用できます。これらのモードでは4.7kΩの外部プルダウン抵抗が必要です。

SDM_IO0、SDM_IO5、およびSDM_IO16が使用できない場合、未使用のSDM_IOピンを使用してINIT_DONE機能を実装することもできます。ただし、INIT_DONE信号に4.7kΩの外部プルダウン抵抗があることが条件です。

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CvP_CONFDONE

CvP_CONFDONEピンは、プロトコル経由コンフィグレーション (CvP) コア・イメージ・コンフィグレーション中にデバイスが完全なビットストリームを受信したことを示します。

この目的で使用する場合は、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアを使用してこのピンをイネーブルします。

この出力ピンは、CvP動作をモニタリングする外部ロジックに接続します。VCCIO_SDM電源では、受信側の入力電圧仕様を満たす必要があります。

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SEU_ERROR

SEU_ERRORピンがHighに駆動されると、SEUエラーキュー内にSEUエラーメッセージがあることを示します。このピンは、エラー・メッセージ・キューに1つ以上のエラーメッセージが含まれているときは、常にHighのままです。

SEU_ERROR信号がLowになるのは、SEUエラー・メッセージ・キューが空の場合のみです。この目的で使用する場合、このピンは、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアを使用してイネーブルします。

この出力ピンは、SEUイベントをモニタリングする外部ロジックに接続します。

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HPS_COLD_nRESET

これはアクティブLowの双方向ピンです。デフォルトでは、このピンはSDMへの入力ピンとして機能します。最低でも5msの間外部からアサートされると、このピンによりSDMへの割り込みが生成されます。その後、SDMにより、コールドリセット手順がHPSとそのペリフェラルに対して開始されます。コールドリセットの生成が内部ソース (例えば、HPS EL3ソフトウェア) からの場合、SDMではこのピンを出力に切り替え、リセットを示すパルスを駆動します。コールドリセット手順が完了すると、このピンは入力に戻ります。

このピンは、1kΩから10kΩのプルアップを介して、VCCIO_SDM電源に接続します。このピンは、接続されているクワッド・シリアル・ペリフェラル・インターフェイス (クワッドSPI) デバイスのリセット入力には接続しないでください。

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Direct to Factory Image

Direct to Factory入力ピンです。

リモート・システム・アップグレード機能を使用する場合、このオプションのピンを使用すると、ファクトリー・イメージとアプリケーション・イメージのいずれかを選択することができます。このピンにロジックHighを駆動すると、デバイスに指示してファクトリー・イメージがロードされます。また、このピンにロジックLowを駆動すると、デバイスに指示してアプリケーション・イメージがロードされます。

この入力ピンは、デバイスのリモート・システム・アップグレードを管理する外部ロジックに接続します。デフォルトでは、外部ロジックによってこのピンにロジックLowが供給され、アプリケーション・イメージがデバイスのデフォルトのイメージになり、必要に応じてファクトリー・イメージに切り替わります。

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