インテル® Stratix® 10デバイスファミリー・ピン接続ガイドライン

ID 683028
日付 12/23/2020
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ドキュメント目次

専用コンフィグレーション/JTAGピン

注: インテルでは、 インテル® Quartus® Primeデザインを作成し、デバイスのI/Oアサインメントを入力し、デザインをコンパイルすることをお勧めしています。 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでは、I/Oアサインメントと配置のルールに従ってピン接続をチェックします。そのルールはデバイスごとに異なり、デバイスの集積度、パッケージ、I/Oアサインメント、電圧アサインメントのほか、本文書またはデバイス・ハンドブックに完全には記載されていない要因に基づきます。
表 2.  専用コンフィグレーション/JTAGピン
ピン名 ( インテル® Stratix® 10デバイス) ピン名 ( インテル® Stratix® 10 GX 10Mデバイス) ピンの機能 ピンの説明 接続ガイドライン
TCK F[1,2]_TCK 入力

専用JTAGテストクロック入力ピンです。このピンは、SDMおよびHPS JTAGチェーンへのアクセスにも使用できます。詳細については、HPS JTAGピン を参照してください。

このピンは、1kΩのプルダウン抵抗を介してGNDに接続します。

このピンは25kΩの内部プルダウンを備えています。

VCCIO_SDM電源より高い電圧をTCKピンに対して駆動しないでください。TCK入力ピンの電力供給元はVCCIO_SDM電源です。

TMS F[1,2]_TMS 入力

専用JTAGテストモード選択入力ピンです。このピンは、SDMおよびHPS JTAGチェーンへのアクセスにも使用できます。詳細については、HPS JTAGピン を参照してください。

このピンをVCCIO_SDM電源への1kΩから10kΩのプルアップ抵抗に接続してください。JTAGインターフェイスを使用しない場合は、TMSピンは、1kΩの抵抗を使用してVCCIO_SDM電源に接続してください。

このピンは25kΩの内部プルアップ抵抗を備えています。

VCCIO_SDM電源より高い電圧をTMSピンに対して駆動しないでください。TMS入力ピンの電力供給元はVCCIO_SDM電源です。

TDO F[1,2]_TDO 出力

専用JTAGテストデータ出力ピンです。このピンは、SDMおよびHPS JTAGチェーンへのアクセスにも使用できます。詳細については、HPS JTAGピン を参照してください。

JTAGインターフェイスを使用しない場合は、TDOピンは未接続のままにします。
TDI F[1,2]_TDI 入力

専用JTAGテストデータ入力ピンです。このピンは、SDMおよびHPS JTAGチェーンへのアクセスにも使用できます。詳細については、HPS JTAGピン を参照してください。

このピンをVCCIO_SDM電源への1kΩから10kΩのプルアップ抵抗に接続してください。JTAGインターフェイスを使用しない場合、TDIピンは、1kΩの抵抗を使用してVCCIO_SDM電源に接続してください。

このピンは25kΩの内部プルアップ抵抗を備えています。

VCCIO_SDM電源より高い電圧をTDIピンに対して駆動しないでください。TDI入力ピンの電力供給元はVCCIO_SDM電源です。

nSTATUS F[1,2]_nSTATUS 出力 このピンは、nCONFIGを駆動するホストとの同期およびエラーレポートに使用されます。

Avalon-STコンフィグレーション・スキームを使用している場合は、このピンは、コンフィグレーション・ホストに接続します。

その他のコンフィグレーション・スキームでは、このピンを使用してコンフィグレーション・ステータスをモニタリングすることができます。

このピンは、すべてのコンフィグレーション・スキームで、10kΩの抵抗を介してVCCIO_SDMに引き上げる必要があります。このピンは25kΩの内部プルアップ抵抗を備えています。

nCONFIG F[1,2]_nCONFIG 入力 nCONFIGピンは、デバイスをクリアしてリコンフィグレーションの準備をするために使用されます。

Avalon-STコンフィグレーション・スキームを使用している場合は、このピンは、コンフィグレーション・ホストに接続します。

その他のコンフィグレーション・スキームを使用する場合は、このピンは、10KΩの外部プルアップ抵抗を介してVCCIO_SDMに引き上げます。このピンを使用して、コンフィグレーションを再開することができます。それには、Lowに駆動してから再びHighに駆動します。 インテル® Stratix® 10コンフィグレーション・ユーザーガイド および インテル® Stratix® 10デバイスのデザイン・ガイドライン で規定されているnCONFIG動作のすべての要件に必ず従ってください。

OSC_CLK_1 F[1,2]_OSC_CLK_1 入力 このピンは、デバイス・コンフィグレーションおよびトランシーバーのキャリブレーション用のクロックとして使用されます。

トランシーバーを使用している場合は、このピンに外部クロックソースを供給してください。

外部クロックソースを使用してコンフィグレーションを行う場合や、デザイン内のトランシーバーをインスタンス化する場合は、25MHz、100MHz、または125MHzのフリーランニングのクロックソースをこのピンに供給し、デザインのコンパイル時に インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでそのピンをイネーブルしてください。内部オシレーターをコンフィグレーションに使用していて、デザイン内のトランシーバーをインスタンス化しない場合は、このピンを未接続のままにしてください。