Fタイル・イーサネット・インテル® FPGAハードIPユーザーガイド

ID 683023
日付 3/28/2022
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ドキュメント目次

7.13.2. TX2ステップ・タイムスタンプ・インターフェイス

タイムスタンプ・インターフェイス信号有効なのは、i_tx_valid および i_tx_startofpacket 信号がHighの場合です。タイムスタンプ要求を開始するには、i_ptp_ts_req 信号はHighでなければなりません。また、i_ptp_fp 信号のフィンガープリントの値を指定してください。 IPコアがタイムスタンプ付きのパケットを返すと、フィンガープリント値は再利用可能になります。

図 49. IEEE 1588 TX2ステップ・タイムスタンプ・インターフェイスの使用この図は、2つのパケットの送信を示しています。最初のパケットに含まれている2ステップのタイムスタンプ要求には、FP1フィンガープリント値が割り当てられています。

IPコアによって、2ステップのタイムスタンプ要求を含むパケットのタイムスタンプが返されると、o_ptp_ets_valid をアサートして、o_ptp_ets および o_ptp_ets_fp 信号にタイムスタンプ情報が含まれていることを示します。o_ptp_ets にはタイムスタンプが含まれ、 o_ptp_ets_fp 信号によってタイムスタンプの特定のパケットを示します。IPによってタイムスタンプ要求を処理する順序は、要求を受信した順序になります。

図 50. 2ステップタイムスタンプ: タイムスタンプ付きパケットの受信この図では、IPがパケットFP1のタイムスタンプを受信し、その後しばらくしてから、IPがパケットFP2のタイムスタンプを返すことを示しています。
表 56.  2ステップTXタイムスタンプ・インターフェイスの信号タイムスタンプは常に1588 v2形式です。

すべてのインターフェイス信号は同期しており、そのクロッキングはi_clk_tx クロックによって行われます。

信号名

説明

i_ptp_ts_req

i_ptp_ts_req[1:0]

1ビット (10GE/25GE/50GE/100GE/200GE)

2ビット (400GE)

現在のTXパケットの2ステップのタイムスタンプ信号を要求します (イーサネット・レートが10GE/25GE/50GE/100GE/200GE/400GEの場合)。
  • TX MAC Avalon STクライアント・インターフェイスの場合、i_ptp_ts_req[0] が有効なのは、i_tx_validi_tx_startofpacket 信号の両方が1に等しい場合のみです。
  • TX MACセグメント化クライアント・インターフェイスの場合、 i_ptp_ts_req[0] が有効なのは、i_tx_mac_valid が1に等しく、i_tx_mac_inframe[7:0] にパケットの開始 (SOP) が含まれている場合のみです。

    i_ptp_ts_req[1] が有効なのは、i_tx_mac_valid が1に等しく、i_tx_mac_inframe[15:8] にSOPが含まれている場合のみです。

i_ptp_fp[w],

(ここで、w はタイムスタンプのフィンガープリントの幅を表します)

i_ptp_fp[w*2]

(ここで、 w は8-12)

wビット (10GE/25GE/50GE/100GE/200GE)

(w*2) ビット (400GE)

現在のTXパケットのフィンガープリント信号 (イーサネット・レートが10GE/25GE/50GE/100GE/200GE/400GEの場合)。

送信中のTXパケットに8ビットのフィンガープリントを割り当てて、返されるTX出力タイムスタンプの識別が、それぞれのTXパケットでできるようにします。

  • TX MAC Avalon STクライアント・インターフェイスの場合、i_ptp_fp[(w-1):0] が有効なのは、i_tx_validi_tx_startofpacket 信号の両方が、1に等しい場合にのみです。
  • TX MACセグメント化クライアント・インターフェイスの場合、i_ptp_fp[(w-1):0] が有効なのは、i_tx_mac_valid が1に等しく、i_tx_mac_inframe[7:0] にパケットの開始 (SOP) が含まれる場合のみです。

    i_ptp_fp[w*2-1:w] が有効なのは、i_tx_mac_valid が1に等しく、i_tx_mac_inframe[15:8] にSOPが含まれている場合のみです。

2ステップと1ステップの両方のPTPパケットに使われます。

インテルでは、広範囲のフィンガープリントを使用して、同じフィンガープリントが、現在処理中の2つのTXパケットに割り当てられないようにすることをお勧めします。

o_ptp_ets_valid

o_ptp_ets_valid[1:0]

1ビット (10GE/25GE/50GE/100GE/200GE)

2ビット (400GE)

TX出力タイムスタンプのValid信号 (イーサネット・レートが10GE/ 25GE/50GE/100GE/200GE/400GEの場合)。

o_ptp_ets[95:0]

o_ptp_ets[191:0]

96ビット (10GE/25GE/50GE/100GE/200GE)

192ビット (400GE)

TX出力タイムスタンプ・バス (イーサネット・レートが10GE/ 25GE/50GE/100GE/200GE/400GEの場合)。
このバスによって提示される出力タイムスタンプは、o_ptp_ets_fp 信号から得たフィンガープリントを使って送信されたTXパケットに対するものです。
  • o_ptp_ets[95:0] が有効なのは、o_ptp_ets_valid[0]=1の場合のみです。
  • o_ptp_ets[191:96] が有効なのは、o_ptp_ets_valid[1]=1の場合のみです。

出力タイムスタンプは、2ステップおよび1ステップのPTPパケットに適用されます。

o_ptp_ets_fp[w]

o_ptp_ets_fp[w*2]

(ここでw は8〜12)

w ビット (10GE/25GE/50GE/100GE/200GE)

(w*2) ビット (400GE)

TX出力タイムスタンプ・フィンガープリント (イーサネット・レートが10GE/ 25GE/50GE/100GE/200GE/400GEの場合)。
バスは、現在の2ステップの出力タイムスタンプのフィンガープリントを提示します。フィンガープリントを使用して、タイムスタンプが属するTXパケットを判別します。
  • o_ptp_ets_fp[w-1:0] が有効なのは、o_ptp_ets_valid[0] =1の場合のみです。
  • o_ptp_ets_fp[w*2-1:w] が有効なのは、o_ptp_ets_valid[1] =1の場合のみです。

出力タイムスタンプは、2ステップおよび1ステップのPTPパケットに適用されます。