Fタイル・イーサネット・インテル® FPGAハードIPユーザーガイド

ID 683023
日付 3/28/2022
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ドキュメント目次

4.2.5. イーサネット送信の順序

TX MACによるイーサネット・リンク上のバイトの送信は、プリアンブルから始まり、FCSで終わります。これは、IEEE 802.3規格に従っています。送信クライアント・インターフェイスでは、IPコアでは、クライアントによってフレームの最上位バイトが最初に送信され、各バイトがビッグ・エンディアン形式で送信されることを想定します。同様に、受信クライアント・インターフェイスでは、IPコアによって、クライアントにフレームの最上位バイトが最初に送信され、各バイトはビッグ・エンディアン形式で処理されます。

次の図で表しているのは、プリアンブル・パススルー機能がオフのときの Avalon® ストリーミング・インターフェイス上のバイトオーダーです。Destination Address[40] は、ブロードキャスト/マルチキャスト・ビット (タイプビット) です。Destination Address[41] は、ローカル管理アドレスのビットです。

図 8. クライアント・インターフェイス・レーンのバイトオーダー (Preamble Passthroughがオフの場合)


例えば、送信先アドレスMACアドレスには、6オクテットAC-DE-48-00-00-80が含まれています。最初に送信されるオクテット (802.3規格に記載されているMACアドレスのオクテット0) はACで、最後に送信されるオクテット (MACアドレスのオクテット7) は80です。最初に送信されるビットは、ACの低次ビット (ゼロ) です。最後に送信されるビットは、80の高次ビット (1) です。

上の表と次の図では、この例で、0xACはDA5 (DA[47:40]) 上で駆動され、0x80はDA0 (DA[7:0]) 上で駆動されることを示しています。

図 9.  Avalon® Streaming インターフェイス信号でのオクテット送信 (Preamble Passthroughがオンの場合)この図で示しているのは、プリアンブル・パススルーがオフのときにクライアント・フレームのオクテットがTXデータパスを介して転送される様子です。
図 10.  Avalon® Streaming インターフェイス・レーンのバイトオーダー (Preamble Passthroughがオンの場合)次の図で表しているのは、プリアンブル・パススルー機能がオフのときの Avalon® ストリーミング・インターフェイス上のバイトオーダーです。

Destination Address[40] はブロードキャスト/マルチキャスト・ビット (タイプビット) です。Destination Address[41] は、ローカル管理アドレスビットです。



図 11.  Avalon® Streaming インターフェイス信号でのオクテット送信 (Preamble Passthroughがオフの場合)この図で示しているのは、プリアンブル・パススルーはオンのときに、クライアント・フレームのオクテットがTXデータパスを介して転送される様子です。8つのプリアンブル・バイトは、送信先アドレスバイトに先行します。プリアンブル・バイトは逆になります。アプリケーションでは、i_tx_data[455:448] でSFDバイトを駆動し、i_tx_data[511:504] でSTARTバイトを駆動する必要があります。

送信先アドレスバイトおよび送信元アドレスバイトは、プリアンブル・パススルーの後に続きます。この順序はプリアンブル・パススルーなしの場合と同じです。