Fタイル・イーサネット・インテル® FPGAハードIPユーザーガイド

ID 683023
日付 3/28/2022
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ドキュメント目次

4.2.1.6. パケット間ギャップの生成および挿入

Fタイル・イーサネット・インテル® FPGAハードIPのパラメーター・エディターでAverage Inter-packet Gap12に設定すると、TX MACにより、送信フレーム間の最小パケット間ギャップ (IPG) が維持されます。これはIEEE 802.3 Ethernet Standardで要求されているものです。この規格で要求されている最小平均IPGは、96ビット時間 (または12バイト時間) です。MACでは、不足アイドルカウンターを使用し、フレーム間の実際のギャップを必要に応じて変えて、リンクの最大スループット要件を満たすようにします。

Average Inter-packet Gap10または8に設定すると、それに応じてTX MACにより、10または8バイトの最小平均IPGが維持されます。このオプションは、中間オプションとして提供され、IPGがイーサネット規格に準拠していなくても、IPコアのスループットを向上させる場合に適用することができます。

Average Inter-packet Gap1に設定すると、IPコアではイーサネット・パケットを送信します。これは、データが使用可能になるとすぐに、可能な限り最小限のギャップで行われます。IPGは、コアへの書き込みの際にフレームデータ間に残すスペースに依存します。このパラメーター値を選択すると、コアはイーサネット規格に準拠しなくなりますが、アプリケーションにより平均ギャップが制御され、スループットは最大化されます。パケットサイズ (P) バイトに対して、後に挿入するアイドルバイト (G) の数を指定する式は、G=8-(P%8) です。次に例をいくつか示します。
パケットサイズ (P) ギャップ・アイドル・バイト (G)
64 8
65 7
66 6
67 5
68 4
69 3
70 2
71 1
72 8
注: Average Inter-packet Gapを1に設定した場合でも、10GE/25Gチャネルでは5の実効IPGが適用されます。これは、プロトコルでは、10GE/25Gリンクに対して5未満のIPGを禁止し、MACによって64B/66Bエンコーダーを使用したエンコードができないパケットが生成されないようにするからです。