AI PC の登場
パフォーマンスに対する包括的なアプローチを取るインテル® Core™ Ultra プロセッサーは、コンテンツ作成や複雑なデータの可視化などの新たな AI ワークロードに対処する、3 つのコンピューティング・エンジンを備えます。スマート・フレーミングやノイズ抑制などの AI により強化された機能は先進のコラボレーションを可能にし、AI ワークフローがオフィスでの一般的な用途における生産性、バッテリー持続時間、そしてセキュリティーを向上させます。1
ハイブリッド就業者をパワフルに
ハイブリッドのワークモデルは、人材を引き付け保持するための一般的な選択肢および戦略的な労働方針であり、仕事の進め方および従業員の生産性に関するニーズ対応の要件を一変させました。
IT 部門には、分散した労働力の効率的かつ効果的な運用において、ユーザーが現実のニーズを満たすと実感できるビジネス向けのテクノロジーが必要です。
- 確実で高速な接続を、あらゆる場所で。
- プロフェッショナル・グレードのパフォーマンスで、マルチタスク、コンテンツ作成、ビデオ・ストリーミング、および仮想コラボレーションをサポート。
- さまざまな環境で、進化し続けるサイバー脅威からデバイスとユーザーを保護する機能。
- PC のパフォーマンスを低下させることなく、デバイス資産をリモートで効率的に維持する機能。
今日の用途に適さない、あるいは将来のニーズにあわせた拡張のできない古いテクノロジーは、これらの要件をまたは新しいシステムの要件を満たせないかもしれません。これはビジネスの規模に関わらず、IT 担当者が最も気に掛けることです。
業界の意思決定者を対象とした Forrester による 2022年の調査では、ITDM 回答者の 69% が従業員のハイブリッド就労の実現が最優先事項であると示しました。しかし、ITDM の 61% は PC のパフォーマンス不足がハイブリッド就業のサポート能力を阻害しているとし、58% が所有している PC では将来的にハイブリッド就労のサポートは困難だと予測しています2。
生産性を向上させるビジネス向け PC
仕事の進め方を踏まえたビジネス向けのテクノロジーで環境を調えることで従業員の成果を伸ばし、生産性の向上を助け従業員の総合的満足度に貢献します。高性能で安定した PC への投資により、成熟した組織では従業員の定着率において 20% の向上を見込めます3。
ビジネス向け PC および今日のダイナミックな就業環境の要件に関する主な要素
- プロフェッショナル・グレードのパフォーマンス: ビジネス向けの PC は、十分なパフォーマンスで中断を減らし、エンドユーザーの使い勝手を向上させる必要があります。デバイスは、ビジネスユーザーの持つデータ集約型ワークロードやワークフローのニーズに適応するだけでなく、IT の行うセキュリティー、管理、そして遠隔操作タスクをサポートできるコンピューティング能力のヘッドルームの提供が必要です。
- 接続: ビジネスデバイスは、さまざまな環境において安定した高速な接続を提供しなければなりません。それにより従業員の生産性を向上させ、顧客や同僚とのやり取りをビジネスが求めるペースで最大化します。
- フォームファクター: 従業員には、仕事に適したフォームファクターおよびパフォーマンスが必要です。モバイルワーカーなら、長いバッテリー持続時間と Wi-Fi 接続を備えた軽量で耐久性のあるノートブック PC が必要です。一方、エンジニアやクリエーターなら、より高いコンピューティング能力が必要なワークロードやアプリケーションに対応できる、パワフルなデスクトップ PC や堅牢なワークステーションが適します。
- セキュリティー: 企業を狙うサイバー上の脅威は、高度化しています。分散型ワーカーはファイアーウォール外で就業する特質を持つ点、またソフトウェアベースのセキュリティーだけでは不十分な所で包括的なエンドポイントのセキュリティー・ソリューションが必要な点でより深刻です。ソフトウェアベースのセキュリティーに加えハードウェアベースのセキュリティーも提供するビジネス向け PC は、攻撃の影響の低減、データやコンピューティング・インフラの保護を助けます。さらに、現在はハードウェアベースのセキュリティー機能がシステム要件になりつつあります。例えば、Windows 11 は、TPM 2.0 機能と一定レベルの CPU パフォーマンスを必要とし、これは古いシステムではサポートできません。
- PC 資産管理ツール: 今日の分散した労働力の効率的かつ効果的なサポートは、保有するデバイスのリモート管理維持を意味し、IT 部門には新たな課題です。IT 部門が、従業員および企業のサポートを強化し、ダウンタイムを最小限に抑え、サポートチケットを減少させるには、信頼性が高く安定したプラットフォーム上に構築されたビジネス向け PC およびリモート管理の総合的ツールが必要です。それらは積極的なメンテナンスやトラブルシューティングを、企業のファイアウォールの外側にある、あるいはオペレーティング・システムが反応しないデバイスにおいても可能にします。
更新を行う絶好の機会
現代のビジネス環境は劇的な変革を続け、新しいユースケースが古いデバイスに与える影響は大きくなります。デジタル・トランスフォーメーションに限らず、パフォーマンス技術が対応すべき全く新しい仕事の進め方が生じたのです。
さらに、コンピューティング・テクノロジーの進化も続きます。将来のテクノロジーは協働による生産性の向上や、設計上の複雑なワークロードの要求を考慮にいれ確実なパフォーマンスを提供します。
結果として古い PC は、生産性を高める今後のテクノロジーに追いつけなくなります。ビジネス PC 資産を最新化する投資は、収益に貢献します。従業員が今日そして将来必要とするパフォーマンスで優れた生産性を導き、IT チームはビジネスの継続に必要なツールを手にできるのです。
インテル® vPro® プラットフォーム: ビジネスニーズに応える
インテル® vPro® プラットフォームは、PC をプロフェッショナル・グレードにするビジネス向けコンピューティング基盤です。
インテル® vPro® プラットフォーム4 上に構築されたシステムは、現代の職場環境の要求に沿う設計およびテストがされています。ビジネスに必要な高いパフォーマンスを発揮し、各 PC が持つハードウェアベースのセキュリティーそしてリモート管理機能が、ビジネスの保護を助けながらプロフェッショナルな相互運用性を提供します。
プロフェッショナル向けのパフォーマンス
Windows OS 向けのインテル® vPro® Enterprise プラットフォーム上に構築された PC はすべて、頻繁に使われる負荷の高いビジネス・ワークロードやアプリケーションに対応する、秀でたパフォーマンスおよび革新的技術の総合的スイートを備えます。
インテル® Core™ Ultra プロセッサー搭載のインテル® vPro® プラットフォーム準拠 PC は、電力効率とパフォーマンスの優れたバランスを複雑なビジネス・ワークロード提供する新しいアーキテクチャーにより、ユーザーの使い勝手を高め生産性を引き上げます。3 年前の PC と比較して、インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサーはアプリケーションのパフォーマンスを最大 59% 向上させます5。
多様なフォームファクターおよび接続の最適化
インテル® vPro® プラットフォーム準拠の PC には、さまざまなフォームファクターの選択肢があり、あらゆるタイプのユーザーにそれぞれ最適なパフォーマンスを提供します。内蔵の Wi-Fi 6E (Gig+) または新しい Wi-Fi 7 が高速接続を提供し、従業員はあらゆる場所で就業できます。強力な接続が帯域幅要件の高いアプリにも対応し、ワンランク上の操作性を実現します。
Wi-Fi 6E (Gig+) 内蔵ノートブック PC では、標準的な Wi-Fi 5 搭載製品よりも 3 倍近い速度が得られます6。また、次世代 WPA3 Wi-Fi セキュリティー機能7 も備え、最大 4 倍の容量により、高密度環境においてもより安定した接続が実現します8。
Thunderbolt™ テクノロジーは、インテル® vPro® プラットフォームで何世代にもわたって搭載されてきたものです。あらゆるドック、ディスプレイ、データデバイスに最も高速でシンプルかつ信頼性の高いケーブル・ソリューションを提供し、複数のディスプレイでの 4K ビデオのサポートや、驚異的な速度でのファイル転送を実現します9。
セキュリティーと総合管理機能
現在および将来の IT 向けに開発されたインテル® vPro® プラットフォームは、ビジネス向けに集約されたソリューションで、IT 担当者はユーザーの生産性向上を助けながら、PC に物理的に接触することなくハイブリッドの労働力を管理できます10。
IT 部門は、ハードウェアに集約された数々の機能による相互運用ツールを使い確信を持って、ユーザーの生産性向上、ビジネスデータの保護、危機にあるデバイスのリモート管理、また PC 資産の拡大などを信頼できる基盤上で行えます。遠距離またはアクセスしにくい場所にあるアセットの廃棄が必要な場合は、インテル® リモート・プラットフォーム・イレースで SSD を含むデバイス全体のデータ消去を安全に行えます。
2021年に Forrester Consulting が実施したインテル® vPro® プラットフォームの総合経済効果に関する調査によると、調査対象の IT プロフェッショナルの 92% が、インテル® vPro® プラットフォーム上に標準化したことでノートブック PC およびデスクトップ PC の安全性が以前よりも向上したと回答し、調査対象の ITDM の 74% が、インテル® vPro® プラットフォームによりノートブック PC およびデスクトップ PC の管理コストが削減されたと答えています11。
内蔵によるサステナビリティーのメリット
グリーン・プラクティスの重要性が高まる中、インテル® vPro® プラットフォーム準拠の PC は、製造から廃棄に至るまで、デバイスのライフサイクル全体を通じて内蔵されたサステナビリティー関するメリットをビジネスにもたらします。インテル® vPro® プラットフォームに準拠し、Global Electronics Council に登録されたデバイスの 90% 以上が、少なくとも EPEAT シルバー認証を得ています12。さらに、大規模なビジネスにおいては、インテル® アクティブ・マネジメント・テクノロジーが対応するゼロディスパッチ戦略の活用により、炭素排出量を年間で最大 28 トン削減できます13。これは、従業員が必要とするパフォーマンスを満たすデバイスを提供すると同時に、組織のサステナビリティー目標への貢献を意味しています。
目的
今日の就業環境は、従業員のテクノロジーのニーズと同様に変化しています。同時に、複雑なワークロードやビジネス向けアプリケーションに対応すべく、世代毎の性能向上によりパフォーマンスは進化してきました。インテル® vPro® プラットフォームは、ビジネス・コンピューティング向けの包括的なアプローチであり、従業員には成果を導くパフォーマンスを、そして IT 部門には彼らをサポートする統合ツールを提供します。