リモート監視および管理 (RMM) とは

RMM テクノロジーを利用すると、IT 部門とサービス・プロバイダーは、クライアント・エンドポイントの監視や PC タスクの管理をリモートから行えます。1

インテル® vPro® プラットフォームは、クラウドからのアウトオブバンド・リモート管理を実現します。インテル® vPro® プラットフォーム搭載デバイスが既知の Wi-Fi* ネットワークやホットスポットに接続されている限り、IT 管理者は場所を問わず監視および管理できます。これによりセキュリティーが強化され、メンテナンス・コストが軽減され、システムのトラブルシューティングのためのアクセスが簡単になります。

リモート監視および管理 (RMM) は、リモート IT 管理と呼ばれることもあります。これらのテクノロジーは、IT 管理者やマネージド・サービス・プロバイダー (MSP) が PC などのデバイスをリモートで監視できるようにすることを目的としています。リモート監視には、IT の全体的な信頼性や生産性を高めるプロアクティブ・メンテナンスが含まれます。従業員は時間の 50 ~ 60% をデスクから離れているため2、リモート管理戦略を持つことは、組織の規模を問わず重要です。

RMM テクノロジーの用途は何ですか?

RMM は、幅広いリモート IT 機能を実現することで、企業の機動性を促進するために使用します。次のような用途があります:

  • PC のセットアップと構成
  • リモートアクセス
  • リモートリカバリーおよびバックアップ
  • パッチ管理
  • マネージド・アンチウイルス保護
  • データ漏洩リスク・インテリジェンス

RMM のメリット

リモート管理には、IT 管理者の仕事を楽にする沢山のメリットがあります。効果的な RMM 戦略は、IT スタッフが物理的に近くにいなくても、クライアント・デバイスの修復、維持、適切なセキュリティー保護を可能にします。これが企業の機動性の定義です。

デバイスに直ちにアクセスできるため、アップタイムや顧客の満足度が向上します。IT 管理者は、ユーザーのダウンタイム時にルーチン・メンテナンスを実行できるため、PC を使えない時間を最小限にできます。エンドポイントのある現場で時間を費やす必要がないため、IT の効率が上がり、ほとんどの移動時間をなくせます。効率の向上や一元的な運用など、MSP にもメリットがあります。

リモート監視は、定期的にデバイス上で自動チェックを実行できるため、IT セキュリティーが向上します。ユーザーが自分でセキュリティー更新プログラムを管理する必要がなくなります。

デジタル・サイネージ、キオスク、自動販売機などユーザーのいない PC デバイスが増えるにつれ、RMM はデバイスの稼働を維持する貴重な手段になっています。IT 管理者は、サービス技術者を派遣しなくても更新や修復を行えます。

インテル® vPro® プラットフォームのようなハードウェア・ベースの RMM 機能は、ソフトウェアにある機能の限界を超えています。

RMM ハードウェアとソフトウェア・ソリューションの組み合わせ

さまざまなプロバイダーが RMM ソフトウェア製品を提供しています。その多くには、ネットワーク上の資産を管理するための統合インターフェイスが採用されています。堅牢な RMM 戦略を作るには、どのソフトウェアが組織のニーズに最も適しているかを評価することが必要です。大企業には最も優れたソフトウェアを組み合わせて使用できる強みがあります。一方、中小企業は自らのニーズに基づく RMM ソリューションを推奨するマネージド・サービス・プロバイダーを利用する傾向があります。

ソフトウェアのみの RMM 戦略の問題の 1 つは、ソフトウェアではデバイスの電源が入っているときしか管理できない点です。オペレーティング・システム (OS) が応答できないとき、リモートで修復できる問題の種類は大幅に減ります。

インテル® vPro® プラットフォームの一部のようなハードウェア・ベースの RMM 機能では、これらの問題を解決できます。RMM ハードウェアには、ソフトウェアの限界を超えたリモート管理機能があります。

特に、アウトオブバンド管理は電源の状態を問わず、IT 管理者がデバイスにアクセスできるようにしています。例えば、空港のフライト状況ディスプレイのように直接作業するのが難しい場所に取り付けられたデジタルサインなどでも、IT 管理者は、リモートからデジタルサインの電源を入れ、OS を起動し、問題を修復できます。

インテル® vPro® プラットフォーム

インテル® vPro® プラットフォームは、PC および PC ベースのデバイス向けのビジネスクラスのプラットフォームです。パフォーマンス管理性セキュリティー安定性のためのハードウェア・ベースの機能とテクノロジーが統合されています。インテル® vPro® プラットフォームは、マネージド IT 環境に最適化されていますが、どんな規模の企業にも有益です。

インテル® vPro® プラットフォームは、主なコンポーネントの 1 つとして、リモート監視およびリモート管理のパワフルな機能を備えています。これらの機能は、デバイス管理コストを軽減し、ユーザーの集中力を邪魔する要素や、IT サポートへの電話、仕事の中断を最小化します。

インテル® アクティブ・マネジメント・テクノロジー (インテル® AMT)
インテル® vPro® プラットフォーム限定の、インテル® アクティブ・マネジメント・テクノロジー (インテル® AMT) では、デバイスの電源が切れていたり、OS が応答できなかったりしても、IT 管理者がリモートで PC を管理したり修復したりできるようになります。OS から独立して動作するアウトオブバンド接続を利用し、永続的な接続を実現します。管理者は、壊れたドライバー、アプリケーション・ソフトウェア、応答しないシステムの OS などを修復できます。

IT 管理者は、IP 制御下でリモートでキーボード、ビデオ、マウス (KVM) を使用して PC が目の前にあるかのように操作できます。これはユーザーのいないデバイスで特に便利です。

クラウドベースのソフトウェア・コンソール
インテル® Endpoint Management Assistant (インテル® EMA) では、IT 管理者がインテル® アクティブ・マネジメント・テクノロジー (インテル® AMT) を使用して、セキュアなクラウドベースのデバイス管理をできるようになります。インテル® Endpoint Management Assistant (インテル® EMA) では、デバイスが企業のファイアウォール外にあっても、クラウドから安全に管理できます。

入門ガイド
インテル® vPro® プラットフォームを搭載した新しい PC なら、デバイスをリモート管理できるため、デバイスがオンプレミスでもクラウドにあっても、現場でのサポートを軽減し、PC のメンテナンスを削減し、ユーザー体験を向上させ、ダウンタイムを短縮できます。まずは、インテル® vPro® プラットフォームで構築されたビジネス向けノートブック PC およびビジネス向けデスクトップのデバイスを探すか、MSP にデバイスの選択肢をお問い合わせください。

インテル® アクティブ・マネジメント・テクノロジーによるリモート管理

ビジネス向けのインテル® vPro® プラットフォームに組込まれているインテル® アクティブ・マネジメント・テクノロジー (インテル® AMT) では、リモート監視および管理 (RMM)、モバイルデバイス管理 (MDM) テクノロジーのツール群が用意されています。Forrester Consulting が実施した調査によると、インテル® vPro® プラットフォームの活用により、デバイスのセキュリティーや管理が向上し、3 年間で 130 万米ドルのコスト削減を達成できることが見込まれる一方で、インテル® アクティブ・マネジメント・テクノロジー (インテル® AMT) のリモートからの自動配信により、3 年間で 81,000 米ドルのリスク調整後のコスト削減を達成できる可能性があります。3

免責事項

1インテル® テクノロジーを使用するには、対応するハードウェア、ソフトウェア、またはサービスの有効化が必要となる場合があります。絶対的なセキュリティーを提供できる製品またはコンポーネントはありません。コストと結果は状況によって変わります。結果は推定 / シミュレートされています。インテルは、サードパーティーのデータについて管理や監査を行っていません。正確さを評価するには、他のソースを参照する必要があります。
2Global Workplace Analytics, 2016, globalworkplaceanalytics.com/telecommuting-statistics.
3「インテル® vPro® プラットフォームの Total Economic Impact*(総合的経済効果)」(インテルの委託で Forrester Consulting が 2018年12月に実施した調査。) それぞれの組織における節約は、インテル® vPro® プラットフォームに切り替える前の組織の規模、セキュリティー、管理機能、生産性のベースラインなど、さまざまな要因に応じて異なります。組織が得られるメリットを判断する場合には、その他の資料や貴社に関連する情報をご確認ください。http://www.intel.co.jp/vProPlatformTEI/ で導入事例をご覧ください。