フォレスター・リサーチによるソート・リーダーシップ・ペーパー : 企業の IT 部門の戦略、運営、購買に反映されるサステナビリティーの優先度
サステナビリティーは、世界中の企業でその重要度がますます高まってきています。つまり、二酸化炭素排出量の制限、エネルギー効率の向上、廃棄物の削減のために、自社の事業全体を総合的に見直す必要があるということです。そして、PC デバイスは、こういった優先目標を達成するための重要な要素です。
サステナビリティーの目標を満たす PC
サステナブルな PC の使用は、組織全体の環境・社会・ガバナンス (ESG) 目標達成に向け大きなプラス要因となります。つまり、デバイスを選択する IT 意思決定者 (ITDM) は非常に重要な役割を担っているのです。インテルの委託によるこの Forrester の調査レポートを読んで、ほかの ITDM が、どのように関連するサステナビリティーの取り組みを特定し、成功へのロードマップを定義しているのかを確認してください。
サステナビリティーは、調査対象となった意思決定者の大多数にとって重要な目標の 1 つです。調査した ITDM のうち 64% が、ESG 目標に対応するためサステナビリティーへの取り組みを拡張することが不可欠または優先順位が高いと述べています。
意思決定者の半数以上が、サステナビリティーの目標を達成する上で重要な役割を果たしているのは、社内のエンドユーザー向けデバイスの購入担当者だと指摘しています。ITDM は、サステナビリティーへの取り組みを成功させるために、組織内の多くの部分に関わる必要があります。
従業員の採用は、サステナブルな PC 購入の判断における主要な推進要因です。調査した PC 購入の意思決定者 40% が、サステナビリティーを重視する企業価値に基づいて勤務先を選ぶ従業員を引き付けることが、デバイスの購入判断に直接影響すると指摘しています。
従業員主導のグリーンチーム (環境を重視するチーム) を持つ高度に成熟した組織の ITDM の 80% 近くが、IT 部門がグリーンチームと協力して、支給する PC、ノートブック PC、ハードウェア・コンピューティング・デバイスを選択していると指摘しています。
購入担当者の 60% 近くが、取引先ベンダーのサステナビリティーの評価を担当しているため、ITDM がサステナビリティーの目標達成に不可欠となっています。
テクノロジーとアプローチが変化し続けている現状で IT 購入に関する大きな意思決定を行う際には、ITDM がトレンドを先取りすることが不可欠です。成熟度の高い企業では 3 分の 1 以上がサステナブルな PC デバイスに投資していますが、成熟度の低い企業では 4 分の 1 に留まっています。
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インテルの委託によりフォレスター・リサーチが実施した調査結果をまとめた本ペーパーは、サステナビリティー目標が PC 購入の意思決定に及ぼす影響について解説しています。
4 つの重要ポイント
従業員や主要なステークホルダーからの圧力に対応し、サステナビリティーを優先します。多くの役割を担うステークホルダーは、あらゆる垂直市場の企業に対してサステナビリティーを求めています。
自社のサステナビリティーの優先事項について、製品、プロセス、ソフトウェアに及ぶ評価をします。包括的にサステナビリティーを評価するため、企業は広範囲にわたる個別の取り組みを考慮に入れる必要があります。
自社のサステナビリティーの成熟度を進化させるロードマップを作成します。すべての企業は、サステナビリティーの取り組みに向けたロードマップと道筋を確立する必要があります。成熟度モデルは、多くの場合、規制と基準の遵守から始まります。
サステナビリティー関連の活動による利益と影響を測定します。自社におけるサステナビリティーの取り組みの影響を評価する指標と方法を特定します。
ITDM は、組織の最優先目標を達成する上で、自分が重要な役割を果たしていることを認識しつつあります。
サステナビリティーは、信頼を構築し、回復力を高め、新しい市場を開拓します。先進的な企業は、これを成長に活かしています。