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アウトオブバンド管理 (OOBM) とは?

ハードウェア・ベースの機能では、電源が切れていても、IT がデバイスをリモートで管理できるようになります。1 2

アウトオブバンド管理の基本

  • ハードウェア・ベースのアウトオブバンド管理では、PC ベースのデバイスの電源がオフになっていたり、OS が応答しない場合でも IT チームがデバイスにアクセスできるようになります。

  • IT チームが効率的に働けるようになり、計画外のダウンタイムを削減し、従業員の生産性を促進し、企業のコストを削減できます。

  • アウトオブバンド管理は、インテル® vPro® Enterprise (Windows OS 向け) プラットフォームの一部であるインテル® アクティブ・マネジメント・テクノロジー (インテル® AMT) で利用できます。

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今日の仕事はさまざまな場所で発生します。しかし、IT サービスデスクをすべてのオフィスに置くことはできず、リモートで働く従業員にも PC サポートは必要です。さらに、最新のコンピューティングは、従来の PC よりはるかに進化しています。つまり、IT 管理者が管理すべきデバイスの数は今までになく多く、その場所も多様化しています。

PC ベースのデバイスは、さまざまな環境や用途で使用されるようになり、それらすべてを管理することは信じられないほど複雑です。IT 管理者は、空港の地上 4.5 m に取り付けられたデジタル・サイネージ・ディスプレイを修理しなければならないこともあるでしょう。そして、混雑する地下鉄駅で何百人もの利用者がいるセルフサービス・キオスクをトラブルシューティングすることもあります。PC ベースのデバイスは、風力タービンの頂点や地下の鉱山など、過酷でアクセスが難しい産業環境でも使われ始めています。

デバイスを管理するのが社内の IT 部門か、マネージド・サービス・プロバイダー (MSP) かを問わず、効率的な作業が非常に需要です。リモート管理では、時間もコストも劇的に節約できるようになります。技術者を派遣する必要がなくなるため、IT 管理者はより多くのデバイスを扱え、同時にスタッフや移動に関連する支出を削減できます。また、デバイスのアップタイムを最大化し、デバイスとユーザーのピーク生産性を保てます。

インバンド管理とアウトオブバンド管理の比較

市場には、リモート監視および管理 (RMM) ソリューションがあふれています。多くはソフトウェア・ベースで、IT 管理者は単一のインターフェイスからデバイスを管理できるようになっています。ただし、ソフトウェアのみのソリューションは、インバンド管理に依存しているため、制限があります。つまり、デバイスの電源が入った状態で、有効な OS を介して IT サービスに接続できる状態があって初めて、そのデバイスを管理することができます。

ハードウェア・ベースのアウトオブバンド管理では、デバイスの電源がオフ、またはオペレーティング・システム (OS) が応答しなくても、IT 管理者はデバイスにアクセスできます。

アウトオブバンド管理のメリット

アウトオブバンド管理では、デバイスにネットワーク・アクセスと電源さえあれば管理可能です。IT チームは、デバイスの電源状態、施設の内外、企業ファイアウォールの内外を問わずデバイスにアクセスできます。これには事業上のメリットが複数あります。

  • アクセスと機能性の向上。アウトオブバンド管理はハードウェア・ベースなので、OS より下のレベルで動作します。管理者は BIOS および UEFI ファームウェア・インターフェイスにレベルを設定したり、昇格タスクの変更を行ったりできます。PC のセットアップと構成、OS またはセキュリティー更新プログラムなどのルーチンタスクも実行できます。
  • IT 管理コストの削減。何百、何千台もの PC ベースのデバイスが多くの場所にある企業は、移動や IT スタッフの労働に関連する運用コストを削減できます。
  • 迅速な修復。アウトオブバンド管理では、IT にマシンを送り返したり、技術者を現場に派遣する必要がなくなります。短時間でデバイスを使えるようにできるため、ダウンタイムを削減し、生産性は向上します。

アウトオブバンド管理では、インテル® vPro® プラットフォーム・ベースのデバイスにネットワーク・アクセスと電源さえあれば管理可能です。

インテル® vPro® Enterprise (Windows OS 向け)

インテル® vPro® プラットフォームは、PC ベースのデバイス向けのビジネスクラスのプラットフォームです。IT の信頼性を高めるハイパフォーマンス、内蔵セキュリティー機能最新の管理性安定性を備え、ユーザー体験を最適化できるように設計されています。

インテル® vPro® プラットフォームがユニークなのは、インテル® アクティブ・マネジメント・テクノロジー (インテル® AMT) によるアウトオブバンド管理に対応している点です。これらの RMM ハードウェア・ベースの機能は、OS とは独立に動作し、永続的な接続を実現します。

IT 管理者は、リモートキーボード、ビデオ、マウス (KVM) コントロールを使用して、リモート PC にアクセスし、デバイスを直接操作しているかのように作業できます。リモート電源制御により、管理者は OS がダウンしていてもデバイスの電源を入れたり、再起動したりすることができます。これらの機能は、アウトオブバンド修理、OS 管理などに大変革を起こします。

インテル® アクティブ・マネジメント・テクノロジーは、複数のアプリケーションおよびインターフェイスからアクセスできます。

これらのツールはそれぞれ、IT 管理者がユーザーの邪魔をせず、PC をユーザーの手元に残したまま、生産性を向上できるようサポートします。そして、ユーザーがいない場合、管理者は現場にいるかのようにデバイスを管理できます。

アウトオブバンド管理を始めるには、インテル® vPro® プラットフォーム・ベースのビジネス向けノートブック PC ビジネス向けデスクトップ PC を探すか、MSP までデバイスオプションについてお問い合わせください。