Windows* 7 延長サポート終了に備える

Windows* 7 延長サポート終了に備える

著者 : Tom Mainelli | 2018 年 9 月 5 日

「例のアイツ」のことだ。IT チームのミーティングが明るい雰囲気で進んでいるのに、ところで Windows が寿命を迎えるんですが? と言わずにはいられない。「例のやつ」には誰もなりたくないだろうが、今回はあえて自分がその役を買って出ることにした。ついこの間まで 2020 年 1 月14 日など遠い先の話と思っていたあなたも、もうそんなことは言っていられない。この記事を書き始めた時点で残り 18 カ月を割っている。大がかりな移行作業なのに、おおざっぱな計画しかない、あるいは 2018 年末まで放置するつもりでいた組織も覚悟を決める時だ。

Windows* 10 の機能をフルに発揮するには新ハードウェア

Windows* 7 から Windows* 10 へ移行する際、現行ハードウェアのまま OS を更新するべきかどうかは大企業にとっても小企業にとっても難しい問題である。ソリューションとして一理あるし、状況によっては適切かもしれない。Windows* 7 を入れた新ハードウェアの導入を 18 カ月前から進めていたなら、各マシンをそのままアップグレードしても良いだろう。だが、導入から 2 年ないし 4 年経過した(あるいはそれ以前に遡る)システムを相手に同じことをしたら、社内ユーザーの足を引っ張るだけだ。

どうしても性能を飛躍的に向上させたいユーザーは少ないとしても、新しいマシンが必要な理由はそれだけではない。むしろ、最新の Intel プロセッサーを搭載した PC を用意しない限りWindows* 10 の数々の新機能を使うことすらできないことの方が問題だ。起動時間短縮、ログイン効率化、パワーマネージメント改善など、数年前のシステムに比べ最新ハードウェアは劇的に進化している。

現在のハードウェアは、製品内部が改良されているだけでなく、形態とサイズの豊富なバリエ ーションというメリットも持っている。今ではデスクトップ PC も小型化が進み、ノート PC は薄く、軽く、デザイン性に優れたものが増えた。その上、コンバーチブル型ノート PC やキ ーボード着脱式タブレットなどの新スタイルを採用した製品も、新奇さを追求する段階を卒業し先進的なモバイルワークに対応できる本格デバイスに成長した。更に、タッチスクリーン、タッチペン、高性能マイクなどの最新インタフェースが使える製品も増えた。要するに、最新ハードウェアで Windows* 10 を使えばいつ、どこでも仕事が片づけられるのだ。

最新デバイスの売りは生産性だけではない

最後に、最近の先進的社員が会社から支給されるデバイスに期待することは昔と大きく違っている点を指摘しておきたい。IT 部門がデバイスを 1 台か 2 台渡しておけば従業員はそれで我慢 してくれた時代はとっくに終わっている。人材難、そして労働市場におけるミレニアル世代の比重増大により、入社の「決め手」を IT 部門からも用意せざるを得ない場面が増えてきた。そこで新入社員に最新、最高のハードウェアを提供するのも一案だろう。それができるかどうかで人材確保の明暗が分かれるケースも多い。

これほど大掛かりな移行作業が簡単に済むはずがない。どこから手を付けていいか途方に暮れることもあるだろう。そこで、正しい方向へ進めるよう資料を用意しておいた。アナリストコネクション (英語) では、今後の移行作業で必ず直面する主要課題が解説されている。IDC ホワイトペーパーは、Windows* 10 への移行を契機に社員をエンパワーメントする方法に触れている。最後の IDC ビデオでは、今回の移行に伴い新ハードウェアを導入すべき主な理由について、自分で熱弁をふるってみた。

そういうわけで、カウントダウンは始まっている。こんど「例のアイツ」が何か言い出してもちゃんと計画通りに作業が進んでいると胸を張って言えるよう、今から本気で自社システムの Windows* 7 から Windows* 10 への移行に取り組んでもらいたい。

当記事はインテルの IT Peer Network に 2018 年 9 月に掲載された記事をもとに翻訳されています。原文(英語)の記事はこちら (英語) からご覧ください。

著者 : Tom Mainelli

Tom Mainelli について
IDC デバイスおよび AR/VR リサーチ プログラムバイスプレジデント
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