エンドポイント・セキュリティー・ソリューションを強化
実環境の攻撃に備える
サイバー攻撃は、エンドポイント PC フリートに導入されたセキュリティー・ソフトウェアから存在を隠す新手のテクニックを進化させ続けています。従来のソフトウェアのみのアプローチでは、攻撃を阻止できません。ランサムウェア攻撃の支払額は、2023年に最大 10 億米ドルを超え、過去最高となりました。1 攻撃の 75% がステルスなファイルレス攻撃手法を使用し、PC フリートを移動する突破時間は 62 分まで短縮されています。2
ハードウェアを活用してソフトウェアを保護
インテル® スレット・ディテクション・テクノロジーは、CPU マイクロアーキテクチャー上で実行しようとするマルウェアのフィンガープリントを取ることができる革新的なアプローチを実現しました。この方法は、従来のマルウェア隠蔽や難読化技術とは無縁であり、セキュリティー・ソフトウェアの有効性とパフォーマンスの向上に役立つ新しいレンズを追加します。
検証済みのセキュリティー・エコシステムの一部
サイバー攻撃は、エンドポイント PC フリートに導入されたセキュリティー・ソフトウェアから存在を隠す新手のテクニックを進化させ続けています。従来のソフトウェアのみのアプローチでは、攻撃を阻止できません。ランサムウェア攻撃の支払額は、2023年に最大 10 億米ドルを超え、過去最高となりました1。攻撃の 75% がステルスなファイルレス攻撃手法を使用し、PC フリート全体に拡散するまでの時間はわずか 62 分にまで短縮されています。3 インテルは、MITRE ATT&CK フレームワークに対して検証されたハードウェア・セキュリティーを提供する唯一のシリコン・プロバイダーであり、インテル® TDT とそのほかの Intel vPro® プラットフォーム・セキュリティー機能により、実環境の 150 種類の攻撃から保護します。4 インテル® TDT を搭載したこれらの PC を選択し、最先端のエンタープライズ向けセキュリティー・ソリューションを活用することで、IT 部門とセキュリティー運用部門は、ランサムウェア、クリプトジャッキング、メモリーへのファイルレス攻撃、有効なソフトウェア・アプリケーションへの感染を試みるソフトウェア・サプライチェーン攻撃から、自社の PC フリートをより効果的に保護できます。
Intel vPro® プラットフォームは、ランサムウェアやソフトウェア・サプライ・チェーンへの攻撃を検知できるハードウェア・セキュリティーを内蔵した唯一のビジネス・プラットフォームです。5 6
脅威検出機能
お使いの PC に合わせた強力な AI で高度な脅威検出を支援
インテル® TDT は、CPU テレメトリーとマシンラーニング (ML) アルゴリズムを使用してランサムウェアやクリプトジャッキングなどのマルウェアのプロファイリングと検出を行い、ハードウェア・レベルでのモニタリングとセキュリティーのパフォーマンスを向上させます。最近の研究では、インテル® TDT がシリコンセンサーからトップのランサムウェア亜種の 93% を検出し、ソフトウェアのみと比較して EDR の全体的な検出効果を 24% 強化しています。7
すぐに使用できるセキュリティー・ソフトウェアを加速
インテル® TDT は、主要なセキュリティー ISV に事前統合されており、インテル® Core™ Ultra プロセッサーを搭載した PC のセキュリティー・ワークロードを高速化します。CPU と GPU の両方が AI アクセラレーターを提供し、エンドポイントの脅威保護機能を強化しながら優れたユーザー体験を実現します。8
ファイルレス・マルウェアの検出を強化
高度なメモリースキャン (AMS) ワークロードを CPU からインテル® インテグレーテッド GPU にオフロードすることで、インテル® TDT のソフトウェア・ベースのセキュリティー・ソリューションが有効化され、より大規模で高頻度のスキャンが可能になります。これにより、ソフトウェア・ソリューションが、ユーザー体験への影響を最小限に抑えながら攻撃のペイロードを実行する前に、ファイルレス攻撃の早期発見に役立ちます。
ゼロデイ攻撃の検出を支援
CPU 挙動監視は、署名ベースの検出方法の開発を中断することなく、ゼロデイ攻撃や新しい亜種をリアルタイムで発見することを支援します。
インテル® TDT で、業界をリードする脅威検出を活用
インテルは、大手セキュリティー・ソフトウェア・ベンダーと協力して、インテル® TDT を事前統合し、IT 部門が Intel vPro® プラットフォーム搭載デバイスでハードウェア・ベースのセキュリティー機能を迅速に起動できるようにします。インテル® TDT が、エンドポイント・セキュリティー・ソリューションでセキュリティー・パフォーマンスの向上とユーザー体験の向上をどのように実現するのか、詳細をご確認ください。
CrowdStrike Falcon
CrowdStrike Falcon Insight はインテル® TDT を統合し、メモリースキャン速度を最大 7 倍向上させ、ファイルレス攻撃の検出を高速化します。9 CrowdStrike のハードウェア支援型エクスプロイト検出 (HEED) 機能は、インテル® TDT の CPU テレメトリーを活用し、不審な制御フローを検出します。Intel vPro® プラットフォーム搭載 PC で Dell Trusted Device ソフトウェアと組み合わせることで、OS 下のセキュリティー機能を強化できます。
Microsoft Defender for Endpoint
Microsoft Defender for Endpoint は、インテル® スレット・ディテクション・テクノロジーを利用し、高速メモリースキャン、クリプトジャッキング検出、CPU アシストによるランサムウェア検出を実現します。これらの機能は、エージェントレスで、Windows に直接統合され、Defender のセキュリティー・ソリューション・スイート全体で使用できます。これらの機能により、Intel vPro® プラットフォーム搭載 PC でセキュリティー処理の高速化とより優れた脅威検出を実現します。
ESET Endpoint Security
ESET は、インテル® TDT を多層防御ソリューションとして活用し、中小企業 (SMB) をランサムウェアなどの高度な攻撃から保護します。
インテルでの ESET ソリューションについて詳しくはこちら
インテルと ESET の中小企業 (SMB) 向けソリューションが、サイバー攻撃に対する安全性を維持する方法をご覧ください (eBook)
Bufferzone NoCloud™ AI Anti-Phishing Solution
Bufferzone NoCloud フィッシング対策ソリューションは、インテル® Core™ Ultra プロセッサーに最適化されており、NPU を使用して効率を向上させます。
エンドポイント・セキュリティー・ソリューションには優れた機能を持つインテル® TDT を
インテル® TDT は、理想的なエンドポイント・ソリューションの実現をお手伝いします。インテグレーションを容易にするためのソフトウェア開発キット (SDK)、フリーソフトウェア、有効化ガイダンス、市場投入のリソースを提供しています。
Intel vPro® プラットフォームで包括的なセキュリティー・アプローチを簡単に導入
インテル® TDT は、Intel vPro® プラットフォームのテクノロジー・スイートに含まれるセキュリティー・コンポーネントの 1 つです。Intel vPro® プラットフォームにより、PC フリート全体で脅威検出のベストプラクティスを簡単にサポートできます。その方法をご覧ください。
Intel vPro® セキュリティー
ハードウェア、BIOS / ファームウェア、ハイパーバイザー、VM、OS、アプリケーションなど、デバイスの各レイヤーを保護するテクノロジーと機能をすべてご確認ください。
制御の向上がセキュリティーの強化に
Intel vPro® プラットフォームの管理機能により、セキュリティーに対して積極的なアプローチが可能になります。これにより、IT 部門はフリートがどれほど分散していても、エンドポイントにパッチを適用して最新の状態に保つことができます10。また、災害復旧オプションも提供されており、数日ではなく数時間で業務を再開できるようにします。
製品と性能に関する情報
インターネット接続速度は、ご利用のインターネット・サービス・プロバイダー、モデムの種類、接続日、ブラウザーのバージョン、オペレーティング・システム、データ・トラフィック、および交差する信号により異なるため、 この結果は、実際の接続速度を保証するものではありません。
2025年1月時点の MITRE のデータレポートとブログ https://community.intel.com/t5/Blogs/Tech-Innovation/Artificial-Intelligence-AI/Intel-AI-PCs-Deliver-an-Industry-Validated-Defense-vs-Real-World/post/1650954 に基づきます。詳細については、www.intel.co.jp/performance-vpro (英語) を参照してください。結果は状況により異なります。
インテル® vPro® プラットフォームのすべてのバージョンには、このプラットフォームを規定している管理機能用途、セキュリティー機能、システム性能および安定性を提供するために必要な、対象となるインテル® プロセッサー、対応オペレーティング・システム、インテル® LAN または WLAN シリコン、ファームウェアの強化、およびその他のハードウェアとソフトウェアが必要です。詳細については、intel.co.jp/performance-vpro (英語) を参照してください。
2023年3月現在、インテルは、最新のランサムウェア、クリプトジャッキング、サプライチェーン・スタイルの攻撃、さらには Windows 搭載システムにおけるゼロデイ攻撃を高効率に検出するセキュリティー・ソフトウェアを強化するために、唯一のハードウェア・ベースの脅威検知機能を提供しています。2023年3月に発表された SE Labs Enterprise Advanced Security (Ransomware) - Intel® Threat Detection Technology (インテル® スレット・ディテクション・テクノロジー) 調査 (インテルの委託により実施) に基づく。Windows OS でインテル® Core™ プロセッサー搭載インテル® vPro® システムと AMD Ryzen Pro プロセッサー搭載システムのランサムウェア検出機能を比較しました。SE Labs は、ここ数カ月の間に被害者に行われたものと同様のランサムウェア攻撃を使用して、ランサムウェア検出に対するインテルのハードウェア・アプローチをテストしました。テストされたシステムは、インテル® Core™ i7-1185G7、AMD Ryzen Pro 5675U、AMD Ryzen Pro 5875U、AMD Ryzen Pro 6650U、AMD Ryzen Pro 6850U です。詳細情報は、www.intel.co.jp/tdt を参照してください。絶対的なセキュリティーを提供できる製品またはコンポーネントはありません。その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。
「SE Labs インテリジェンス主導型テスト: エンタープライズ・アドバンスド・セキュリティー (ランサムウェア) (SE Labs Intelligence-Led Testing: Enterprise Advanced Security (Ransomware))」、SE Labs、2023年2月。
インテル® Core™ Ultra プロセッサー搭載デバイスで利用可能。
リモート管理にはネットワーク接続が必要です。Wi-Fi のアウトオブバンド管理には既知のネットワークが必要です。詳細については、www.intel.co.jp/Performance-vPro (英語) を参照してください。結果は状況により異なります。