インテル® Optane™ DC パーシステント・メモリーのパフォーマンスを検証

「情報革命で人々を幸せに」を経営理念に、移動体通信事業、ブロードバンド・サービス、固定通信事業を軸としたさまざまなビジネスを展開するソフトバンク株式会社では、基幹系システムをはじめ、同社と協力会社の社員約 45,000 人が利用する情報系システム、コールセンター・システムといった日々の業務で利用するアプリケーション、携帯ショップで利用する店舗システムや課金システム、スマホアプリやクラウドサービスといった顧客向けサービスなどを中心に、10,000 台を超える仮想マシンが社内の IT 基盤として活用されています。同社は 2015年にソフトバンクモバイル、ソフトバンク BB、ソフトバンクテレコム、ワイモバイルが 1 つになって誕生した経緯もあり、データセンターは複数拠点に分かれ、1,000 本を超えるラックを管理しています。

ソフトバンクでは、インフラの効率化に向けて 10 数年前から仮想化基盤を導入してきましたが、ハードウェアの老朽化が進み、障害時のオペレーション工数も年々増えてきました。仮想化基盤も業務用途に合わせて適材適所で導入を進めた結果、VMware*、Hyper-V*、Xen*、KVM などの商用製品のハイパーバイザーや OSS の OpenStack* などが乱立していました。

毎年 1,000 台を超えるペースで仮想マシンが増えていく中で、データセンター内のラックスペースも圧迫されてきました。そこでサーバー集約率を高め、インフラコストを軽減する目的で、2018年に VMware* に統一した統合仮想化基盤を構築し、2019年6月より旧仮想化基盤で稼動しているシステムの集約に着手しました。