インテル® Cyclone® 10 GX FPGA デバイス用 Early Power Estimator ユーザーガイド

ID 683150
日付 5/08/2017
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ドキュメント目次

1. インテル® Cyclone® 10 GX デバイス用 Early Power Estimator の概要

更新対象:
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このユーザーガイドは、 インテル® Cyclone® 10 GX デバイス用 Early Power Estimator (EPE) について説明しています。

このユーザーガイドでは、EPE の使用に関するガイドライン、および電力解析と FPGA の消費電力に与える要因の詳細を提供します。FPGA の消費電力は、Microsoft* Excel ベースの EPE スプレッドシートで計算することができます。より正確な消費電力の見積りには、 Quartus® Primeソフトウェアの Power Analyzer を使用します。

インテル® は、デザインが使用可能になると、EPE スプレッドシートから Quartus® Primeソフトウェアの Power Analyzer への切り替えを推奨しています。Power Analyzer は、デザイン内の各リソースの配線やコンフィグレーションなど、デザインに関するより詳しい情報が含まれているため、より精度の高い結果を得ることができます。

インテル® は、EPE の結果を仕様ではなくダイナミック消費電力の見積りとして使用することを推奨しています。ダイナミック消費電力は、実際のデバイスとデザイン入力信号の影響を受けやすいため、デバイスの動作中に確認する必要があります。スタティック電力は、限定として通知され、より大きい電力の特性と正確な入力を通知する際は、仕様と見なされます。EPE がスタティック電力を通知する方法と相関するデバイスのスタティック電力の計算方法については、付録のスタティック消費電力の測定を参照してください。

EPE スプレッドシートには、次の特徴があります。
  • デザインの作成前または作成中での消費電力の見積りが可能
  • Quartus® Primeで生成した EPE ファイルを使用し、 Quartus® Primeソフトウェアから EPE スプレッドシートにデバイスリソース情報をインポートが可能
  • デザインの暫定的な熱解析の実行が可能