インテル株式会社(東京本社:東京都千代田区丸の内3-1-1、代表取締役社長 傳田 信行)は、本日、マイクロプロセッサの新製品として「モバイルPentium(R) IIプロセッサ」を発表しました。同製品は、ノートブック・パソコン向けに開発された最初のPentium IIプロセッサで、233MHz版および266MHz版が提供されます。
モバイルPentium IIプロセッサは、ユーザに、従来品では不可能であった優れた性能とコンピューティング機能を提供します。同プロセッサ・ベースのノートブック・パソコンは、今日の最新のアプリケーションを快適に利用できるだけでなく、将来のOSやアプリケーションを利用する際、必要となる十分な性能を備えています。
モバイルPentium IIプロセッサは、先進のP6マイクロアーキテクチャを採用し、ノートブック・パソコンに要求される低消費電力および小型化を実現しています。これらの要求を実現するために、モバイルPentium IIプロセッサでは、「ミニ・カートリッジ」を採用し、密結合されたプロセッサ・コアおよび512Kバイトの2次キャッシュを内蔵しています。同パッケージは、デスクトップ・パソコン用Pentium IIプロセッサのパッケージであるシングル・エッジ・コンタクト(Single Edge Contact)カートリッジと比較して、重量で4分の1、サイズで6分の1となります。また、モバイルPentium IIプロセッサの消費電力は、デスクトップ・パソコン向けPentium IIプロセッサの5分の1となり、サブノートPCを含め、ノートブック・パソコンのあらゆるフォームファクタに最適です。
インテル コーポレーション副社長兼モバイル&ハンドヘルド製品事業本部本部長のステファン・P・ナックシャイムは、「インテルは、ノートブック・パソコンに新しい機能を提供し、その優位性を拡張する製品および技術を開発しています。その結果、ノートブック・パソコン・ユーザは、インテルの先進のマイクロプロセッサであるモバイルPentium IIプロセッサを搭載した、多彩なシステムの設計、仕様および価格帯の製品を選択することができます。モバイルPentium IIプロセッサを搭載したノートブック・パソコンでは、ローカル・データベースの操作、電話回線を介したインターネット上でのリッチなコンテンツの利用、およびビジネス・アプリケーションを利用する際の迅速な処理など、高度なモバイル・コンピューティング環境が実現されます」と述べています。モバイルPentium IIプロセッサによりノートブック・パソコンは多様な筐体、サイズおよび重さで提供されます。
Pentium IIプロセッサ・ベースのノートブック・パソコンは、ビジネスおよびホーム・ユーザに、デスクトップ・パソコンと同等の性能、および会社、外出先、自宅などあらゆる場面での利用に最適な携帯性を提供します。
モバイルPentium IIプロセッサを搭載したノートブック・パソコンの新製品の多くは、インテルの推奨する「Wired for Management基本仕様(WfM:優れた管理機能の実現に向けたネットワーク接続)」に準拠した管理機能を備えています。これらの機能は、ノートブック・パソコンを導入するビジネスおよび企業のIT部門にTCO(Total Cost of Ownership:パソコンの運用、管理に関わる総経費)のさらなる削減を提供します。WfM基本仕様に準拠したモバイルPentium IIプロセッサ・ベースのノートブック・パソコンでは、デスクトップ・パソコンと同様に、システムのインベントリ情報の管理、ソフトウェアの自動配布および定期的なシステムの動作状況の監視や異常の検知を行えます。
◇詳細技術について
ノートブック・パソコン用233MHz版および266MHz版モバイルPentium IIプロセッサは、インテルの最新の0.25ミクロン・プロセス技術によって製造されています。既存のデスクトップ・パソコン用Pentium IIプロセッサが備えるデュアル・インデペンデント・バス(DIB)アーキテクチャ、ダイナミック・エクゼキューション、MMX(R)テクノロジ、などの性能向上を実現するすべての技術が採用されています。また、512Kバイトの2次キャッシュが密結合されています。モバイルPentium IIプロセッサのシステム・バスは66MHzで動作します。さらに、ノートブック・パソコンに要求される低消費電力を実現するために、モバイルPentium IIプロセッサには、電力消費量の管理機能および信頼性を向上する機能が組み込まれています。
業界標準のベンチマークWinbench98によると、266MHz版モバイルPentium IIプロセッサは、クロック周波数が同じMMXテクノロジPentiumプロセッサと比較して、整数演算(処理)で32~35%の性能の向上を達成しています。また、同プロセッサは、Nortonマルチメディアで20~24%、Winstone98で10~14%、Winbench98 FPUで32~33%の性能の向上を記録しています。
233MHz版および266MHz版モバイルPentium IIプロセッサの内部コア電圧は、1.7ボルトで動作し、インテルのノートブック・パソコン用プロセッサ製品の中で最も低い電圧で動作します。233MHz版モバイルPentium IIプロセッサの消費電力は6.8ワットで、266MHz版モバイルPentium IIプロセッサの消費電力は、7.8ワットです。2次キャッシュを搭載した場合の消費電力は、233 MHz版モバイルPentium IIプロセッサで7.5ワット、266MHz版モバイルPentium IIプロセッサで8.6ワットとなります。
◇価格について
| 製品 |
価格(1000個ロット時) |
出荷時期 |
233MHz版モバイルPentium IIプロセッサ ミニ・カートリッジ製品 | @60,460円 | 1998年4月2日より量産出荷開始 |
266MHz版モバイルPentium IIプロセッサ ミニ・カートリッジ製品 | @90,300円 | 1998年4月2日より量産出荷開始 |
| 233MHz版Pentium IIプロセッサモバイルモジュール | @70,320円 | 1998年4月2日より量産出荷開始 |
| 266MHz版Pentium IIプロセッサモバイルモジュール | @100,160円 | 1998年4月2日より量産出荷開始 |
Pentium IIプロセッサモバイルモジュール製品(モバイル440BXチップセットのノース・ブリッジ搭載)
AGP(AGP:Accelerated Graphic Port)がサポートされた製品は、本年第2四半期後半に出荷が開始される予定です。
世界最大の半導体メーカであるインテル コーポレーションは、パソコン・ネットワーク/コミュニケーション製品の世界的メーカでもあります。
以上