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インテル プレスリリース
世界初のマイクロプロセッサ「4004」誕生から 30 年

〜 今後も進化しつづけるマイクロプロセッサ 〜

2001 年 11 月 15 日


インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)は、30 年前の 1971 年 11 月 15 日に米国の「Electronic News」誌上で世界初のマイクロプロセッサ「4004」を発表しました。その発表から今日で 30 年を迎えました。

30 年前、インテルは、日本の電子計算機メーカのビジコン社より、高性能電卓向けに 12 のカスタム IC(ロジック・チップ)の設計を依頼されました。これに対して、インテルのエンジニアは、12 種類の IC と同等の機能を実現する備えた 1 チップのプログラム可能な汎用ロジック・デバイスを提案しました。ここに、汎用ロジック・デバイスをコンセプトとしたマイクロプロセッサが誕生しました。

4 ビット・マイクロプロセッサ「4004」は 10 ミクロンのプロセス技術で製造され、搭載されたトランジスタ数は 2,300、クロック周波数 108KHz で動作しました。わずか幅約 3mm、長さ約 4mm のダイサイズで、1946 年に開発された重量 30 トン、3,000 立方フィート(約 85 立方メートル)の大きさに 1 万 8,000 本の真空管を使用した世界最初のコンピュータ、「ENIAC」(Electronic Numerical Integrator and Computer)に匹敵する演算処理能力を実現しました。

現在ではパソコンの頭脳として広く採用されているマイクロプロセッサですが、「4004」開発当時について、インテル コーポレーション 共同設立者のロバート・ノイス(故人)は「果たしてビジコン以外にこのマイクロプロセッサを販売することができるか、ということが問題でした。つまり計算機以外にこれを活用できる用途が十分にあるかどうかが問題であったということです」と、回想していました。

インテルは、1972 年に 8 ビット・マイクロプロセッサ「8008」、1978 年に 16 ビット・マイクロプロセッサ「8086」、そして 1979 年に、IBM PC に採用された「8088」を生み出しました(IBM PC への採用は 1981 年)。本年は、この IBM PC の登場から 20 年目にもあたります。その間に、“パーソナル・コンピュータ”は一大産業へと成長しました。

その後のパソコンの進化は、マイクロプロセッサの進化といっても過言ではありません。1985 年には、初の 32 ビット・アーキテクチャのマイクロプロセッサ「Intel386(TM) マイクロプロセッサ」、1989 年には「Intel486(TM) マイクロプロセッサ」を発表しました。

そして 1993 年、マルチメディアに最適なマイクロプロセッサとして、「Pentium(R) プロセッサ」が登場しました。この「Pentium(R)」は、現在ではマイクロプロセッサの「ブランド」として確立されています。

またブランドという観点では、今年はインテルが 1991 年に Intel Inside(R) ロゴを発表してから 10 年目にあたります。これは、消費者がインテルのマイクロプロセッサを搭載したパソコンを簡単に認識できるようするためのもので、Intel Inside ロゴは、インテルのマイクロプロセッサのシンボルとして、また、インテルの先進技術と安全性、信頼性を表すものとして、世界中で知られるようになりました。

1997 年にビジュアル・コンピューティングを実現する「Pentium(R) II プロセッサ」、1999 年のインターネット利用に最適な「Pentium(R) III プロセッサ」、2000 年にはブロードバンド時代のパソコン向けとして「Pentium(R) 4 プロセッサ」を次々と発表しました。

今年 8 月には Pentium 4 プロセッサの動作周波数は 2GHz に達しました。マイクロソフト社の最新の OS、Windows(R) XP は、Pentium 4 プロセッサの先進的な能力を活用できるように様々な部分で最適化されており、Pentium 4 プロセッサと Windows XP の組み合わせは、リッチなデジタル・メディア・アプリケーションなどに対してかつてない性能と機能を提供します。最新の Pentium 4 プロセッサは 4,200 万のトランジスタを搭載しています。これは、「4004」に比べて約 1 万 8,300 倍のトランジスタを搭載し、約 1 万 8,500 倍の周波数で動作することになります。こうした半導体の集積技術の進歩は、インテル コーポレーション 名誉会長のゴードン・ムーアが、トランジスタの集積度は 18 ヵ月で 2 倍になると予測した“ムーアの法則”としてよく知られています。

インテルは今年 6 月、世界最速のシリコン・トランジスタの開発に成功しました。わずか 20 ナノメートル(注:1 ナノメートルは、1 メートルの 10 億分の 1)の大きさのトランジスタをもとに、2007 年をめどに 10 億個のトランジスタを集積し、動作周波数 20GHz、電圧 1 ボルト以下で動作するマイクロプロセッサを開発する予定です。このような超高性能なマイクロプロセッサの登場で、コンピュータによる同時通訳や、視覚的に人の顔を認識し、警報システムのオン・オフを自動的にコントロールするセキュリティ・システムなど、これまで科学小説の世界で語られてきたアプリケーションが現実のものになり、コンピュータは、現在よりも遥かに使いやすく、便利になると期待されています。

マイクロプロセッサは、従来製品の機能を大幅に改善するだけでなく、新しい製品の開発を可能にします。私たちの生活や仕事、エンターテイメント、さらには私たちが何か新しいものを創り出す際の手法に変革をもたらし、より豊かな情報化社会の創造に貢献します。

なお、マイクロプロセッサの歴史につきましてはこちらを、またインテル デスクトップPC向けマイクロプロセッサの歩みにつきましてはこちらをご覧ください。

世界最大の半導体メーカであるインテル コーポレーションは、パソコン・ネットワーク / コミュニケーション製品の世界的なメーカでもあります。インテルの情報は、http://www.intel.com で入手できます。

以上

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