<ご参考資料>
* 2000 年 8 月 23 日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です。
インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)は、米国カリフォルニア州サンノゼで開催されている開発者向け技術フォーラム「Fall 2000 Intel Developer Forum」において、ワイヤレスおよびインターネット・インフラストラクチャ機器で利用される幅広い製品に導入を計画している、新たなチップ・マイクロアーキテクチャ「インテル(R) XScale(TM) マイクロアーキテクチャ」を発表しました。
インテル XScale (読み:エックスケール)マイクロアーキテクチャは、インターネット対応携帯電話からインターネット・インフラ機器にいたる様々なシステムで求められる、低消費電力や高性能などの幅広い要求に応える柔軟性を備えています。
インテル XScale マイクロアーキテクチャのコアは、インテル StrongARM テクノロジに基づいており、インテル最新の 0.18 ミクロン・プロセス技術で製造されます。消費電力は 0.1 ミリ・ワット(1 万分の 1 ワット)から 1.6 ワットの幅で可変し、性能面では最高 1GHz のクロック周波数まで高めることが可能です。これらの機能により、同アーキテクチャは、インターネット端末や、ネットワークおよびストレージなど、多様化する機器に求められるニーズに応えることができます。
インテル コーポレーション 副社長 兼 ワイヤレス・コミュニケーションズ&コンピューティング事業本部長のロナルド・スミスは、「インテル Xscale マイクロアーキテクチャにより、世界のインターネット経済に向けたビルディング・ブロック・サプライヤとしてのインテルの役割はさらに堅固なものとなります。低消費電力と高性能という特徴を併せ持つインテル XScale マイクロアーキテクチャは、電池の持続時間が重視される携帯型のインターネット端末に最適です。この技術は同時に、大量のデータの高速転送や処理に最高レベルの性能が要求されるネットワーク・プロセッサや I/O プロセッサといったインターネット・インフラ機器にも理想的な技術です」と述べています。
インテル XScale マイクロアーキテクチャは、様々な通信市場において活用されます。スミス副社長は、携帯機器のメーカなどがインテル XScale のコアを用いて、個人情報管理機能とカレンダー機能を組み合わせたり、インターネットへの無線接続とワイヤレスのビデオ配信を組み合わせた製品を開発することができるだろう、としています。
同様に、ネットワーク・インフラ機器のメーカは、インテル XScale のコアを用いて、次世代のルータやスイッチといったインフラ製品の集積度、プログラマビリティおよび処理性能を向上させることができます。このような特性により、インテルのネットワークおよび通信機器の顧客は、自社製品に新たな機能を簡単に追加し、将来のリッチなコンテンツの用途をインテリジェントに管理することができるようになります。
◇低消費電力と高性能の実現
インテルは、インテル XScale マイクロアーキテクチャの低消費電力という特性を、インテル(R) ダイナミック・ボルテージ管理技術とインテル(R) メディア・プロセッシング技術を用いて拡張しました。ダイナミック・ボルテージ管理技術により、開発者は、クロック周波数と電圧をダイナミックに変更することが可能となり、用途に合わせた性能調整と、電池持続時間の延長を同時に実現することができます。メディア・プロセッシング技術はコプロセッサのエンジンで、インターネットのコンテンツがますますリッチになっていくなかで、さらに電力効率に優れたマルチメディア処理を可能とするように設計されています。
インテル XScale のコアは、コード・サイズを縮小する ARM Thumb 命令や DSP(digital signal processor)機能を追加する ARM メディア機能拡張などの、ARM アーキテクチャの機能拡張を含んでいます。インテル XScale のコアは、ARM アーキテクチャ バージョン 5.0 に準拠しており、OS、アプリケーション・ソフトウェア、ツール類との互換性を持っています。インテル XScale マイクロアーキテクチャの性能は、インテル(R) スーパーパイプライン技術により拡張されています。これにより 1GHz に達する高クロック周波数で動作させることも可能になりました。
スミス副社長はさらに、「インテルは本年後半にインテル XScale のコアを用いた製品を発表し、業界をリードする高性能と低消費電力という特性を提供したいと考えています」と述べています。
インテル XScale マイクロアーキテクチャは、Microsoft Windows CE、WindRiver 社の VXWorks および IxWorks、Symbian 社の EPOC、複数のベンダから提供されている Embedded Linux など、広範な OS をサポートしています。
◇インテル・インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ
インテル StrongARM およびインテル XScale マイクロアーキテクチャ対応アプリケーション・ソフトウェアの開発を促進するため、インテルではインテル(R) インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ(IPP)を提供しています。インテル IPP は、インテル StrongARM プロセッサやインテル XScale マイクロアーキテクチャだけでなく、インテル(R) IA-32 および IA-64 向けにも提供されます。インテル IPP は、様々なインテル・アーキテクチャのプロセッサで動作するよう迅速にポーティングが可能なので、ソフトウェア・ベンダ、開発ツール・ベンダ、オリジナル機器メーカは、新しいアプリケーションを短期間で開発することを可能です。
◇IDF について
インテル・デベロッパ・フォーラム(IDF)は、インテルにとって最も重要な技術フォーラムで、約 250 の技術セッションならびに検証ラボ、および 100 以上の最新製品および技術のデモンストレーションが実施されます。半年毎の開催で、今年で 3 年目を迎える IDF には全世界から数千人のハードウェアおよびソフトウェアの開発者が集まります。ハードウェア OEM メーカ、独立系ハードウェア・メーカ、独立系ソフトウェア・メーカに対し、インテルの最新技術とイニシアティブについて詳細な情報を提供する場となっています。IDF に関する情報は、http://www.intel.com/idf/ に掲載されています。IDF に関する更新情報は、http://developer.intel.com/update の「Intel Developer Update Magazine」で入手可能です。
世界最大の半導体メーカであるインテル コーポレーションは、パソコン・ネットワーク / コミュニケーション製品の世界的なメーカでもあります。インテルの情報は、http://www.intel.com で入手できます。
以上
* インテルは、Intel Corporation の登録商標です。
* XScale は、Intel Corporation の商標です。
* その他の会社名、商品名、商標はそれぞれの所有者に帰属します。