インテル株式会社(東京本社:東京都千代田区丸の内3-1-1、代表取締役社長 傳田 信行)は、本日、マイクロプロセッサの新製品、「ノートブック・パソコン用233MHz版および200MHz版MMX(R)テクノロジPentium(R)プロセッサ」を発表しました。
本プロセッサは、インテルの最新0.25ミクロン・プロセス技術を初めて採用した製品で、従来の0.35ミクロン技術で製造されたノートブック用MMX(R)テクノロジPentiumプロセッサと比較して、40%のクロック周波数の高速化と50%以上の消費電力の低減を同時に実現します。これにより、ユーザは最新のモバイル・コンピューティング技術とバッテリ寿命の延長といった恩恵を享受できます。
発表にあたり来日した、インテル コーポレーション副社長兼モバイル・ハンドヘルド製品事業本部本部長のステファン・ナックシャイムは、「ノートブック・パソコン用233MHz/200MHz版MMX(R)テクノロジPentiumプロセッサの導入は、当社が引き続き、ノートブック・パソコンの最新技術の開発と、デスクトップパソコンとの性能差の解消に注力していくことの証です。本プロセッサの優れた処理能力と低消費電力特性を組み合わせることで、独自の技術を持ったPCメーカは、バッテリー寿命の延長と、デスクトップと同等の特長と機能をユーザに提供することができます」と述べています。
◇高性能、超薄型、超軽量
ノートブック・パソコン用233MHz/200MHz版MMX(R)テクノロジPentiumプロセッサの低消費電力特性により、各PCメーカはシステム冷却用ファンの設計を行う必要がなくなるため、設計の自由度が増し、ユーザの個々の好みに合わせた画期的なフォームファクタおよび機能の開発ができるようになります。その結果、ビジネス・ユーザ向けの高性能、超薄型、超軽量ノートブック・パソコンを開発できます。
また、PCメーカは、最新の技術と合わせ、13.3インチ大型ディスプレイ、大容量ハードディスク、20倍速CD-ROMドライブ、DVDドライブなどを搭載でき、デスクトップ機に匹敵する高性能ノートブック・パソコンを開発できるようになります。
◇いつでも、どこでも優れたモバイルコンピューティングを実現
例えば、DVD機能を搭載したノートブックでは、出張中のビジネスマンが機内で、1本のバッテリで映画全部を楽しめるほか、出先からオフィスにアクセスし、ノートブックPCによるビデオ会議システムを利用することで、画面を通じて対話しながら会議に参加できるようになります。
また、グラフィックスを駆使したアプリケーションや、ビデオ会議システムを利用したシェア・アプリケーションや、携帯電話などを利用したワイアレスでのイントラネットからのファイル・ダウンロードなどに、優れた処理能力とマルチメディア性能を発揮します。また、場所や時間を問わず、ビジネスに必要な競争力の高いプレゼンテーションを実現します。
◇最新0.25ミクロン・プロセス技術の採用
最新の0.25ミクロンのプロセス技術を採用したことにより、高性能と低消費電力を可能にしました。0.25ミクロンプロセス技術とインテルのボルテージ・リダクション技術により、プロセッサのコア電圧を2.45ボルトから1.8ボルトに、I/O動作電圧を3.3ボルトから2.5ボルトへ低減しています。内部コアとI/O電圧の低減が、消費電力が少ない、高速なプロセッサの商品化に寄与しました。
また、消費電力は、200MHz版製品が3.4ワット、233MHz版が3.9ワットで、従来の0.35ミクロン技術で製造されたノートブック用MMX(R)テクノロジPentiumプロセッサと比較し、50%以上低減されています。
◇処理能力の向上
32Kバイトのキャッシュの採用と他のアーキテクチャ上の改善により、オフィス・アプリケーションなど従来のソフトウェアの動作性能を向上します。また、MMX(R)テクノロジの採用で、インターネットなど通信を高速化するほか、高品質グラフィックス、より滑らかな動画再生、ステレオ・サウンドなどの優れたマルチメディア性能を利用し、プロフェッショナルなプレゼンテーションを作成できます。
業界標準のCPUmark32ベンチマークによると、従来の166MHz版MMX(R)テクノロジPentiumプロセッサと比べ、新しい233MHz版製品は20%性能が向上しています。
また、インテルのメディア・ベンチマークで29%、浮動小数点演算、3Dアプリケーション、ゲーム、CADプログラムなどの性能を測る3D Winbench*97を利用した場合は、25%の性能向上が見られました。
◇パッケージについて
233/200MHz版MMXテクノロジPentiumプロセッサは、TCP(Tape Carrier Package)およびモバイルモジュールの2種類で提供されます。薄型・軽量の320ピンTCPは、超薄型のノートブック・パソコンに最適です。また、インテルのモバイル・モジュールは、PCメーカが次世代のプロセッサをより簡単かつ迅速に採用できるようにするもので、512Kバイトの2次キャッシュと、PCIチップセットのノース・ブリッジ、電圧変換機を搭載し、ノートブック・システムのマザーボードに差し込むようになっています。
◇価格について
| 製品 | 価格(1,000個出荷時) | 出荷時期 |
★TCP製品 |
233MHz版MMX(R)テクノロジ Pentiumプロセッサ |
@85,110円 |
1997年9月9日より量産出荷開始 |
200MHz版MMX(R)テクノロジ Pentiumプロセッサ |
@65,280円 |
1997年9月9日より量産出荷開始 |
★モバイル・モジュール製 |
233MHz版MMX(R)テクノロジ Pentiumプロセッサ |
@94,100円 |
1997年9月9日より量産出荷開始 |
200MHz版MMX(R)テクノロジ Pentiumプロセッサ |
@74,390円 |
1997年9月9日より量産出荷開始 |
世界最大の半導体メーカーであるインテル コーポレーションは、パソコン・ネットワーク/コミュニケーション製品の世界的なメーカーでもあります。
以上
* Pentium、MMXは、Intel Corporationの登録商標です。
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