1. 回転すると、必ずパフォーマンスに影響が出るのはなぜですか?
現在のチップセット設計も OS そのもの (Windows* XP など) も、ハードウェアで回転をネイティブサポートしていません。ディスプレイを回転するには、ドライバーが回転したディスプレイに対して、フレームバッファーを再レンダリングしなければならず、表示されるすべてのフレームに 2D および 3D エンジンを使用する必要があります。この結果、回転に伴うオーバーヘッドと制限が生じることになります。最大限のパフォーマンスを得るには、ディスプレイをネイティブの位置で使用してください。
2. ビデオコンテンツのレベルとプロファイルの大きな違いは何ですか?
プロファイルとは、圧縮アルゴリズムやクロマ・フォーマットといった機能をいい、レベルとは、最大および標準ビットレートや最大フレームサイズといった定量性能をいいます。
3. ビットレート、コーデック、インテル® システム・コントローラー・ハブ US15W チップセットでハードウェア・アクセラレーションが有効かどうかなど、ビデオファイルに関する重要な情報を取得するには、どの Windows* ベースのアプリケーションを使用すればいいですか?
商用メディア・アナライザーを使用して、ビットレートやコーデックの情報を入手してください。ほとんどが、この機能を備えています。メディアプレーヤーは、ハードウェア・アクセラレーションが有効かどうかという情報を提供します。
CyberLink の PowerDVD8* は、通常、インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバー対応チップセット/プロセッサーでハードウェア・アクセラレーションを使用して、ハイデフィニション・ビデオ・コンテンツをデコードしているメディアプレーヤーです。
4. 1080i と 1080p という HD ビデオ形式はどう違うのですか? また、どちらのほうが高品質なビデオ出力を得られますか?
いずれの形式も 1080 ライン / フレームです。1080i コンテンツはインターレース (“i”) で取り込まれ、1080p はプログレッシブ (“p”) で取り込まれるため、1080p は 1080i より高品質な画像を提供します。インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーは、どちらの種類のビデオコンテンツもデコードできます。
5. インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーは、グラフィックスおよび H.264 ビデオコンテンツのハードウェア・アクセラレーションに対応した Adobe Flash* をサポートしていますか?
インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーは、F14* Firefox* 3.6 および Chromium* V11 搭載の MeeGo* 1.2 上で Adobe Flash* 10.1 をサポートします。ハードウェア・アクセラレーションを利用する場合は、Chromium V11 搭載の MeeGo 1.2 を推奨します。MeeGo 1.2 にバンドルされているデフォルトの Chromium V12 は V11 にダウングレードする必要があります。これは、このリリースでは、Chromium 12 上の Adobe Flash でのハードウェア・アクセラレーションをサポートしていないためです。
6. ビデオプレーヤーで、インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーがサポートするハードウェア・アクセラレーションが最もよく利用される 2 つのエントリーポイントは?
動き補償 (MC) と可変長復号化 (VLD)
7. インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーはオーバーレイ・レイヤーをいくつサポートしていますか?
インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーは 2 つのオーバーレイ・レイヤーをサポートしています。ただし、このサポートは、ドライバーでサポートされるオペレーティング・システムによって異なります。Windows 7 の場合は、オーバーレイはサポートされません。
8. インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーを直接製品化したい場合、ビデオフィルターはどうすればいいですか?
ビデオフィルターは、ビデオコーデックおよびプレーヤーの範疇になります。コーデックやプレーヤーに関しては、ユーザーが選択したコーデックおよびメディアプレーヤーのベンダーに問い合わせて、生産ライセンスを取得する必要があります。
9. インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーで現在、ハードウェア・アクセラレーションを利用できるビデオプレーヤーは?
以下の表には、インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーでハードウェア・アクセラレーションを利用できる対応メディアプレーヤーとビデオコーデックが、オペレーティング・システム別に記載されています。
| OS | プレーヤーとコーデックの組み合わせ | 標準規格 | エントリーポイント |
| Linux* | VAAPI 0.31 をサポートする MI-X プラグイン搭載 GStreamer | MPEG4-/VC- 1/H.264/VMV9 | VLD |
| Linux | Mplayer と FFmpeg コーデック [10] | MPEG-4/VC- 1/H.264/VMV9/MPEG-2 | VLD |
| Windows* XP | PowerDVD* Ultra 8.0 とコーデック バージョン・パッチ 3204 | H.264/ MPEG-2 | VLD |
| Windows XP | Windows Media Player* 11 と VC-1 コーデック | VC-1/WMV9 | MC |
| Windows* 7 | PowerDVD 8.0 とコーデック バージョン・パッチ 3204 | H.264/MPEG-2/VC-1/WMV9 | VLD |
| Windows 7 | Windows Media Player 12 | H.264/MPEG-2 | VLD |
| Windows 7 | Windows Media Player 12 | VC-1/WMV9 | MC |
10. インテル® EMGD は VDPAU や LibVA をサポートしていますか?
インテル® EMGD は VDPAU をサポートしていません。VDPAU とは、video decode and presentation API for UNIX の略です。VDPAU は、NVIDIA が設計したオープンソースのライブラリーおよび API であり、ハードウェア・アクセラレーションを利用したビデオデコードに対応するインターフェイスを提供するものです。
インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーは、VDPAU に相当するインテルのテクノロジーであるビデオ・アクセラレーション (VAAPI) をサポートすることによって、アクセラレーションを利用したビデオデコードに対応しています。VAAPI は、すでに MPlayer、RealPlayer*、VideoLAN など、広く使われている多くのメディアプレーヤーでサポートされています。
GPU コアを内蔵した組み込み機器向けチップセットで、Linux* インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバー・ユーザーが高度なビデオデコードおよびプレゼンテーション機能を利用できるよう、インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーは引き続き新バージョンの VAAPI をサポートしていきます。
LibVA とは、インテルがサポートする VAAPI インターフェイスの実装です。VAAPI の詳細については、VAAPI の Wiki ページをご覧ください: http://www.freedesktop.org/wiki/Software/vaapi
注: VDPAU インターフェイスも VAAPI インターフェイスも、ベンダー間共通の規格として十分な汎用性を備えています。
11. インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーは、Windows でハードウェア・アクセラレーションに対応したビデオエンコードをサポートしますか?
はい。Windows 7 と Windows Embedded Standard 7 は、インテル® メディア・ソフトウェア開発キット (インテル® メディア SDK) フレームワーク経由でビデオ・エンコード・アクセラレーションをサポートしています。この機能は、インテル® Atom™ プロセッサー E600 番台でのみご利用いただけます。詳細については、ユーザーガイドを参照してください。