インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバー FAQ

Linux*

1.  Linux* ドライバーのソースコードを入手できますか?

 

どちらともいえません。ドライバーの完全なソースは提供されていません。ただし当社では、オープンソース GNU General Public License V2 (http://www.gnu.org/licenses/old-licenses/gpl-2.0.html) に基づき、Linux* ドライバーのカーネル・コンポーネント全体をソース形式で提供しています。このカーネルコードには、ディスプレイ・アダプターのプログラミング、およびモード設定やメモリー管理などの処理を実行するための完全なハードウェア抽象化レイヤー (HAL) が含まれています。このカーネルコードは、インテル® EMGD 構成エディターによって生成されたインストール・パッケージの IEMGD_HEAD_LINUX/{linux version}/driver/emgd_drm.tgz アーカイブ内にあります。

 

残念ながら、X ドライバーや 3D スタックの実装など、Linux* ドライバーのユーザー空間部のソースは提供されません。Linux* ユーザーがオープンドライバーに重点を置いていることは理解していますが、ユーザー空間のドライバーコードの多くは、インテルが第三者より使用許諾を受けたテクノロジーから作成されており、ソースコード形式での配布は法律上認められていません。その代わり、インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーでは、ドライバーのなかで法律上許可されている部分のソースを公開することを意識しました。インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーで HAL をカーネルに実装したことにより、インテル® エンベデッド・グラフィックス・ドライバー Linux ドライバー (インテル® エンベデッド・グラフィックス・ドライバー では HAL をソース非開示のユーザー空間のコードに実装) に比べて大きく前進したといえます。

 

2.  インテル® オープンソース Linux* グラフィックス・ドライバーとインテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーの主な違いは何ですか?

 

インテルの Linux* エンベデッド・グラフィックス・ドライバーには、オープンソースの Linux* グラフィックス・ドライバーと異なる点がいくつかあります。

 

  • インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーは、オープンソース・ドライバーが対応していないハードウェア: インテル® システム・コントローラー・ハブ US15W チップセットとインテル® Atom™ プロセッサー E600 番台をサポートしています。

 

  • インテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーは、組み込み機器向け 3D API (OpenGL*-ES 1.1 および 2.0、OpenVG* 1.1) にそのまま対応する上、オープンソース・ドライバーと同様にデスクトップ PC 向け OpenGL* 2.1 もサポートしています。

 

  • Windows* と Linux の両方を使用する場合には、1 つの構成ツール (CED) で双方のオペレーティング・システムの構成を簡単に設定できます。インテル® EMGD の各リリースは、質問応答データベース (QUAD) による長期ライフサイクル・サポートの対象です。

 

3.  インテル® EMGD v1.18 で現在サポートされている Linux ディストリビューションは何ですか?

 

インテル® EMGD とビデオ BIOSは、次の Linux オペレーティング・システムと API をサポートしています。

 

  • Fedora 14 (Timesys Fedora Remix* イメージ)、カーネル バージョン 2.6.35、Xorg 1.9、Libva 1.0.12、Mesa 7.9 ソースは Timesys によって配布されています。
  • MeeGo* IVI 1.2、カーネル バージョン 2.6.37、Xorg 1.9、Libva 1.0.12、Mesa 7.9

 

詳細については、ユーザーガイドと機能一覧をダウンロードしてください。

 

 

4.  Linux とインテル® エンベデッド・メディア・グラフィックス・ドライバーをインストールしました。他のソフトウェアやアプリケーションをインストールする前に HDD のクローン作成を行うにはどうすればいいですか?

 

ホワイトペーパー:Cloning Linux Drives Using MondoArchive (MondoArchive を使用した Linux* ドライブのクローン作成) をダウンロードまたはご請求ください。インテル® ビジネス・ポータルにドキュメント番号 449300 として掲載されています。

 

5.  Linux での OpenGL* の動作チェックにお勧めのベンチマーク・テストは?

 

OpenGL* の動作検証には通常、ほとんどの Linux* ディストリビューションにプリインストールされている「glxgears」が簡単なテストとしてよく使われます。残念ながら、フレームレートのスコアは表示されるものの、glxgears はベンチマーク・ツールとしては極めて貧弱です。glxgears が生成する 3D 負荷は非常に単純なため、実行時間の大半は単にバックバッファーとフロントバッファーを切り替えることに費やされます。そのため、glxgears から得られるフレームレートは、ハードウェアの真の 3D 性能ではなく、バッファーの切り替え速度を示しているわけです。代わりに、Linux* ユーザーのほとんどは実際の 3D レンダリングを処理するアプリケーションを利用しています。テストに使用できる推奨アプリケーション (主としてゲームデモ) とそれらを「ベンチマーク・モード」にする方法については、freedesktop.org のウェブサイトをご覧ください: http://dri.freedesktop.org/wiki/Benchmarking